令和3年 中小企業診断士 2次試験 事例Ⅰ ~解答~ [中小企業診断士2次試験]

 こんにちは!
 EVE2です。

 本日は、まず、令和3年 中小企業診断試験 2次試験 事例Ⅰの与件文の分解から開始してます。昨日も同様なことをしているのですが、1代目経営者から3代目経営者の内容が混在し、年代が前後しているため、与件文の抽出に混乱し、その混乱が作業を邪魔をしました。多分、本番でもこんなことがあるのでしょうね?そのような状況になった場合、何とか乗り切るための対策を今のうちに考えておいた方がいいかもしれません。
 本日は、 与件文の整理で疲れてしまったので、解答だけしたいと思います。では、早速やっていきましょう!

[令和3年 事例Ⅰ 解答]

第1問(配点20 点)
 2代目経営者は、なぜ印刷工場を持たないファブレス化を行ったと考えられるか、100 字以内で述べよ。
《私の解答》
1970年代から始まった印刷業界の急速な技術革新により1社で高品質の仕事をすることが費用的にできなくなってきたため、各印刷工程に特出した技術をもつ協力会社に仕事を依頼することにより品質を保とうとした。
第2問(配点20 点)
 2代目経営者は、なぜA 社での経験のなかった3 代目にデザイン部門の統括を任せたと考えられるか、100 字以内で述べよ。
《私の解答》
円滑に事業承継を進めるために、前職広告に関連したデザインを主業務とするデザイン部門の統括を任せることにより、A社での仕事の経験をさせたうえで、段階的にA社の経営権を引き継ぐために任せたと考えられる。
第3問(配点20 点)
 A社は、現経営者である3 代目が、印刷業から広告制作業へと事業ドメインを拡大させていった。これは、同社にどのような利点と欠点をもたらしたと考えられるか、100 字以内で述べよ。
《私の解答》
利点は、経営のリスク分散をすることができるのと同時に、相乗効果、相補効果などによりイノベーションが生まれる可能性がある。リスクは、限られた経営資源を分散することにより仕事の質の低下が考えられる。
第4問(配点20 点)
 2代目経営者は、プロジェクトごとに社内と外部の協力企業とが連携する形で事業を展開してきたが、3 代目は、2代目が構築してきた外部企業との関係をいかに発展させていくことが求められるか、中小企業診断士として100 字以内で助言せよ。
《私の解答》
従来通り顧客のきめ細かなニーズに対応出来る体制を維持しつつ、2部署管理しているサプライチェーンを1部署で管理するなど冗長的な部分をなくし、同じ工程を複数の企業に依頼できる体制を構築し不慮な事案に対応。
第5問(配点20 点)
 新規事業であるデザイン部門を担う3代目が、印刷業を含めた全社の経営を引き継ぎ、これから事業を存続させていく上での長期的な課題とその解決策について100 字以内で述べよ。
《私の解答》
競争が激しい、印刷業界、広告業界にあって、戦略がないような既存の顧客からの紹介や口コミに頼った顧客開拓では、生き残れない可能性がある。経営戦略、競争戦略を明確にした上で、投資、顧客開拓を行う。

[あとがき]

 やっぱり、この問題苦手です・・・。ほぼここに書かれている内容が、2代目のことなのですが、年代が前後している点があるなど、考えがまとまりません。こういう問題でも、スムーズな与件文の分解方法、解答の求め方の方法を突き詰めていきたいです・・・。

 では、また!

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