令和2年 中小企業診断士 2次試験 事例Ⅱ ~解答・採点~ [中小企業診断士2次試験]

 こんにちは!
 EVE2です。

 与件文の分解の❷~❾までを、昨日のブログに追記しましたが、かなりの時間を要してしまいました。
 では、本日は、令和2年 中小企業診断士試験 2次試験 事例Ⅱを解答していきます。

[令和2年 中小企業診断士 2次試験 事例Ⅱ ~解答・採点~]

第1問(配点20点)
 現在のB社の状況について、SWOT分析をせよ。各要素について、①~④の解答欄にそれぞれ40字以内で説明すること。
《私の解答》
Strengths
使用用途が広く、無農薬、高品質のハーブを4~5回効率的な栽培方法している。
Weaknesses
若年層の人口流出している上に、高齢化が進み耕作放棄地が多くなり地域の活力が深刻化
Opportunities
社長が大手製薬メーカーZ社と出会ったこと。安眠効果のあるハーブが注目を集めている
Threats
ヘルスケア市場では、メーカー間の競争が激しく、Z社との取引量が徐々に減少している
《採点》
・ChatGPT 28点
・Gemini 8点
・Copilot 16点
《ChatGPTの解答》
Strengths
無農薬で高品質なハーブを年4〜5回効率よく栽培している
Weaknesses
若年層の流出と高齢化で耕作放棄地が増加している
Opportunities
Z社との接点が生まれ、安眠効果のあるハーブが注目されている
Threats
ヘルスケア市場の競争激化でZ社との取引量が減少傾向にある
《Geminiの解答》
Strengths
無農薬・高品質ハーブの効率的栽培技術と一次加工能力。
Weaknesses
大手Z社への取引依存度が高く、自社販路が未確立。
Opportunities
ヘルスケア市場拡大と安眠ハーブへの新規引き合い。
Threats
Z社との取引縮小とヘルスケア市場での競争激化。
《Copilotの解答》
Strengths
無農薬・高品質のハーブを効率的に栽培し、年間4~5回収穫可能な生産力を誇る
Weaknesses
人口流出と高齢化が進行し、耕作放棄地が増加。地域の農業基盤が弱体化している
Opportunities
Z社との接点が生まれ、安眠効果のあるハーブが注目されている
Threats
Z社との取引量が減少し、製品のブランド刷新による取引終了の可能性が高まっている
第2問(配点30点)
 Z社との取引縮小を受け、B社はハーブYの乾燥粉末の新たな取引先企業を探している。今後はZ社の製品とは異なるターゲット層を獲得したいと考えているが、B社の今後の望ましい取引先構成についての方向性を、100字以内で助言せよ。
《私の解答》
大手製薬メーカーZ社との取引実績から、無農薬、高品質、安全であることを強調し、お茶、調味料、健康食品、アロマオイル、香料などを取り扱っている多種多様な企業へ、中間材料として粉末ハーブを販売する。
《採点》
・ChatGPT 26点
・Gemini 20点
・Copilot 25点
《ChatGPTの解答》
Z社との取引実績で裏付けられた品質を訴求し、食品、香料、化粧品などの企業に対し、中間材料として粉末ハーブを提案し販路を拡大する。
《Geminiの解答》
Z社以外の健康食品・飲料メーカーに加え、ハーブYの効能に着目する食品・化粧品メーカー等、多様な業界へ中間材料として販路を拡大し、取引依存脱却と安定化を図る。
《Copilotの解答》
B社は、大手製薬メーカーZ社の取引実績を活かし、健康食品、アロマオイル、香料業界のメーカーや専門店へ展開する。無農薬・高品質の強みを訴求し、ヘルスケア市場や機能性食品市場への販路拡大を図る。
第3問(配点30点)
 B社社長は最近、「眠る前に飲むハーブティー」の自社オンラインサイトでの販売を手がけたところ、ある程度満足のいく売上げがあった。
(設問1)
 上記の事象について、アンゾフの「製品・市場マトリックス」の考え方を使って50字以内で説明せよ。
《私の解答》
大手製薬メーカー取引実績に裏付けられた品質に基づき、新製品開発戦略を展開する。
《採点》
・ChatGPT 7点
・Gemini 5点
・Copilot 12点
《ChatGPTの解答》
既存の健康志向層に向けて、新たな機能性ハーブティーを開発する
《Geminiの解答》
新製品「眠る前に飲むハーブティー」を、自社オンラインサイトで新たな顧客層に販売する多角化戦略。
《Copilotの解答》
既存市場に向けて、新製品「眠る前に飲むハーブティー」を投入し、製品開発戦略と市場開拓戦略を同時に展開。
第3問(配点30点)
 B社社長は最近、「眠る前に飲むハーブティー」の自社オンラインサイトでの販売を手がけたところ、ある程度満足のいく売上げがあった。
(設問2)
 B社社長は自社オンラインサイトでの販売を今後も継続していくつもりであるが、顧客を製品づくりに巻き込みたいと考えている。顧客の関与を高めるため、B社は今後、自社オンラインサイト上でどのようなコミュニケーション施策を行っていくべきか。100字以内で助言せよ。
《私の解答》
SNSなどを利用し、B社の魅力、製品、そしてそれを生産する環境の魅力を発信することによりファンを獲得するのと同時に、その魅力を伝播するサポータとして育て、同サポーターを通して、製品を販売する。
《採点》
・ChatGPT 16点
・Gemini 7点
・Copilot 15点
《ChatGPTの解答》
SNSで商品や生産環境の魅力を発信し、共感を得たファンをサポーター化。サポーターによる口コミやイベント協力で販路を広げ、顧客接点を強化する。
《Geminiの解答》
新製品や改良品のアイデア募集、試作品モニター企画を通じて、顧客が製品開発に参画できる仕組みを構築し、コミュニティ形成でロイヤルティを高める。
《Copilotの解答》
SNSやレビュー投稿を活用し、顧客の声を収集。アンケートや試作品テストを通じて商品改良に反映し、参加型の製品開発を推進。ライブ配信やコミュニティ機能を設け、顧客の関与を深め、ファン層を拡大する。
第4問(配点20点)
 B社社長は、自社オンラインサイトのユーザーに対して、X島宿泊訪問ツアーを企画することにした。社長は、ツアー参加者には訪問を機にB社とX島のファンになってほしいと願っている。
 絶景スポットや星空観賞などの観光以外で、どのようなプログラムを立案すべきか。100字以内で助言せよ。
《私の解答》
B社のハーブの栽培地、工場などを見学し、B社の無農薬、高品質の製品を実感していただき、B社の製品のいろいろな使用方法をでモンストレーションするのと同時に、実際に体験してもらうツアーを実施する。
《採点》
・ChatGPT 14点
・Gemini 10点
・Copilot 18点
《ChatGPTの解答》
農場・工場の見学とハーブ製品の製造体験を組み合わせたツアーを実施し、都市住民に魅力を伝えるとともに、交流・ファン化を促進する。
《Geminiの解答》
ハーブの栽培・加工体験、島食材を活用したハーブ料理教室、島民との交流会を企画。五感でB社のこだわりと島の魅力を体験させ、深い共感を醸成する。
《Copilotの解答》
B社のハーブ栽培や工場を見学し、製造過程を体験。島の伝統料理をハーブで調理するワークショップを開催し、地元の文化を学ぶ。ハーブを使ったアロマ体験や健康講座を組み込み、島の魅力を五感で実感できる内容とする。

[あとがき]

 Geminiの評価かなり、低いですね?合格ラインに達していません。この点数は、今までの評価で一番低いです。なお、AIは文字数のカウントが弱いらしく、目検で字数内でも、オーバーと判定されることが多いです。そのため、AIの解答も、字数内に収まっていないことがありますが、だいたい、こんな感じの解答だと思っていただいていいと思います。
 なお、明日は、なんで、Geminiがこんなに低い評価をしたのか、分析していきます。

 では、また!

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