令和3年 中小企業診断士試験 2次試験 事例Ⅲ  ~解答・採点~ [中小企業診断士2次試験]

 こんにちは!
 EVE2です。

 本日は昨日の続きで、令和3年 中小企業診断士試験 2次試験 事例Ⅲの解答・採点まで実施します。
 なお、与件文の分解が現状分析までしかできていませんでしたが、本日、昨日のブログに追記ました。
 では、早速はじめましょう!

[令和3年 中小企業診断士試験 2次試験 事例Ⅲ 解答・採点]

第1問(配点20点)
 革製バッグ業界におけるC社の(a)強みと(b)弱みを、それぞれ40字以内で述べよ。
《私の解答》
a)強み
 強みは、天然素材を使用した熟練職人による丁寧な手作業よる高級品質と多様な販路。
a)弱み
 弱みは、熟練職人の高齢化が進み今後退職が予定されているが後継者の育成が不足。
《採点》
・ChatGPT 16点
・Gemini 15点
・Copilot 16点
《ChatGPTの解答》
a)強み
 熟練職人による高品質製品と多様な販路を有する点。
a)弱み
 熟練職人の高齢化と後継者育成の遅れ。
《Geminiの解答》
a)強み
 熟練職人の高品質な手作りと、多様な販路(百貨店・小売店・オンライン)。
a)弱み
 熟練職人の高齢化による人材不足と、後継者育成制度の未整備。
《Copilotの解答》
a)強み
 C社の強みは、熟練職人による高品質な手作り製品と、オンライン販売・小売店・百貨店など多様な販路を持つ点。
a)弱み
 熟練職人の高齢化が進み、退職予定者が多い一方で、後継者育成制度が確立されておらず、人材不足の懸念がある。
第2問(配点30点)
 バッグメーカーからの受託生産品の製造工程について、効率化を進める上で必要な(a)課題2つを20字以内で挙げ、それぞれの(b)対応策を80字以内で助言せよ。
《私の解答》
a)課題1
 受注量は多いが低価格品が主となっている
a)課題2
 新製品の企画・開発経験が少ない
b)対応策1
 オンライン販売、百貨店などを強化し、最高の素材と技術により最高級品を製造し、エンドユーザーへ自社の製品の魅力を正確に伝え、品質に見合う価格で販売する。
b)対応策
 外部から新製品の企画・開発経験がある人を中途で採用をする。または、芸術学校を卒業した新卒を採用し、自社内で、OJTなどを実施しデザイナーとして育成する。
《採点》
・ChatGPT 22点
・Gemini 20点
・Copilot 26点
《ChatGPTの解答》
a)課題1
 工程の属人化による非効率性。
a)課題2
 自社ブランド製品に関しては、新製品の企画・開発経験が少なく、商品力の強化や差別化が進んでいない。
b)対応策1
 新製品対応力の不足。
b)対応策
 外部人材の活用や新卒採用によって企画力を補完し、社内でOJTを行いながら製品開発体制の強化を図る。
《Geminiの解答》
a)課題1
 小ロット化による生産効率の低下
a)課題2
 自社ブランド製品の企画・開発経験不足。
b)対応策1
 受託生産品の類似品をまとめて生産し、標準化を進める。資材を事前確保し、生産計画の安定化を図る。
b)対応策
 外部デザイナーと連携し、市場データ分析を活用する。新卒採用・OJT強化で社内デザイナーを育成する。
《Copilotの解答》
a)課題1
 受託生産品の小ロット化による生産効率の低下。
a)課題2
 自社ブランド製品の企画・開発経験不足。
b)対応策1
 受託生産品の生産計画を最適化し、類似製品のまとめ生産や、縫製工程の標準化・効率化を進める。さらに、必要な資材を事前確保することで生産計画の安定性を向上させる。
b)対応策
 デザイナーの採用強化や、外部専門家との連携を進める。さらに、オンライン販売データや顧客フィードバックを活用した市場分析を強化し、人気商品の開発につなげる。
第3問(配点20点)
 C社社長は、自社ブランド製品の開発強化を検討している。この計画を実現するための製品企画面と生産面の課題を120字以内で述べよ。
《私の解答》
 製品企画面では、新製品の企画・開発経験がすくない。生産面では、縫製工程において、機械化されておらず人の手に頼り、部分縫製から全体縫製まで一人で熟練職人が担当しているが、その熟練職人も高齢化が進み、退職を迎えようとしている。
《採点》
・ChatGPT 15点
・Gemini 15点
・Copilot 17点
《ChatGPTの解答》
自社ブランドの企画・開発経験が不足しており、魅力ある新製品の創出が困難。生産面では熟練職人の高齢化と属人的な工程が課題で、後継者の育成と作業の標準化が必要。
《Geminiの解答》
製品企画面では、市場ニーズを捉える企画・開発の人材とノウハウの不足。生産面では、熟練職人の高齢化による技術承継の遅れと、手作業中心の生産能力の限界。
《Copilotの解答》
製品企画面では、新製品開発の経験者が少なく、市場ニーズを的確に捉える体制が不足。生産面では、熟練職人の手作業に依存し生産量拡大が困難。人材育成や生産工程の効率化が必要。技術継承を進め、部分的な分業化を検討し、生産性と品質を維持する仕組みを整える。
第4問(配点30点)
 C社社長は、直営店事業を展開する上で、自社ブランド製品を熟練職人の手作りで高級感を出すか、それとも若手職人も含めた分業化と標準化を進めて自社ブランド製品のアイテム数を増やすか、悩んでいる。
 C社の経営資源を有効に活用し、最大の効果を得るためには、どちらを選び、どのように対応するべきか、中小企業診断士として140字以内で助言せよ。
《私の解答》
 C社の社会的ブランドイメージから、自社ブランド製品を熟練職人の手作りで高級感を出す方向で調整する。分業化を進めた場合、他社との差別化が難しく、今まで以上に価格競争に巻き込まれる可能性があるため、熟練工の退職期間延長と研修、OJTを強化することにより現在の職人レベルの人材を育成する。
《採点》
・ChatGPT 22点
・Gemini 20点
・Copilot 27点
《ChatGPTの解答》
熟練職人による高級感ある製品づくりに軸足を置きつつ、若手育成を進めて技術継承を図る。職人の作業を段階的に分業化し、標準化と品質維持を両立しながら、製品の多様化とブランド力の維持を目指す。
《Geminiの解答》
熟練職人の手作りによる高級感を維持し、高付加価値戦略を追求すべきです。直営店ではブランドの世界観を演出し、修理サービスを強化して顧客との絆を深めます。若手育成はOJTと標準化可能な工程の分業化を並行して進め、段階的な生産能力向上を目指します。
《Copilotの解答》
高級感を維持しながら、限定的な標準化を導入する。熟練職人が基本工程を担当しつつ、若手職人への技術継承を強化。分業と標準化により生産性を向上しアイテム数を増やす。OJT研修を充実させ、職人の待遇改善を進め、ブランド価値を損なわず持続的な成長を実現する。

[あとがき]

 今回、Geminiが採点した、第2問の対策2が0点でした。初めてです。ちょっと、ショック・・・。明日きちんと何がいけなかったのか考察をしていきます。
 なお、ChatGPTとCopilotの解答が文字数制限を超えていました。いつものことなのですが、字数を再提示し再回答してもらったモノが以上の解答です。解答をもらうときは、字数を改めて、教えた方が良いようです。Geminiはその辺きちんとできています。

 では、また!

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