令和5年 中小企業診断士 二次試験 事例Ⅳ ~第1問の解答~ [中小企業診断士2次試験]

 こんにちは
 EVE2です。

 昨日あれから、もっと簡単に求める方法はないか検討しましたが、ありませんね???二次試験って、計算機を利用できるわけですし、ここは、素直に、18の計算をすべてやるべきなのでしょう?とりあえず、今回は、すべての計算をして、解を求めたいと思います。

[第1問の解答]

 今回、求めるものは、収益性、効率性、安全性、そして、成長性に関する経済指標です。ただ、この段階で気づきましたが、令和3年を求めたうえで、令和4年の経営指標を求めないと、何が悪くて、何がよくなっているか分からないのですね・・・。めんどくさ・・・。100点は絶対無理・・・。ただ、財務諸表をじっくり見てみると、成長性については、求めることができないようです。3年分の財務諸表があれば、できるのですが、この財務諸表の内容では、成長性を求めことができないため、収益性、効率性、安全性から経営状況を見ていこうと思います。では、以下の表に基づき、早速計算していきましょう!

項目 経営指標 意味 計算式
収益性 売上高総利益率 商品・サービスの収益性 (売上総利益 ÷ 売上高) × 100
売上高営業利益率 本業の収益性 (営業利益 ÷ 売上高) × 100
売上高経常利益率 事業全体の収益性 (経常利益 ÷ 売上高) × 100
売上高当期純利益率 最終的な収益性 (当期純利益 ÷ 売上高) × 100
売上高販管費率 販管費の効率性 (販売費及び一般管理費 ÷ 売上高) × 100
効率性 総資本回転率 総資本の効率性 売上高 ÷ 総資本
有形固定資産回転率 有形固定資産の効率性 売上高 ÷ 有形固定資産
売上債権回転率 売掛金の効率性 売上高 ÷ 売上債権
棚卸資産回転率 在庫の効率性 売上原価 ÷ 棚卸資産
安全性 流動比率 短期の支払い能力 (流動資産 ÷ 流動負債) × 100
当座比率 より厳格な短期の支払い能力 (当座資産 ÷ 流動負債) × 100
自己資本比率 資本構造の安定性 (純資産 ÷ 総資産) × 100
負債比率 資本構造の安全性 (負債 ÷ 自己資本) × 100
固定比率 資本構造の安定性 (固定資産 ÷ 純資産) × 100
固定長期適合率 長期資金の安定性 固定資産 ÷ (固定負債+純資産) × 100
成長性 売上高成長率 売上高の増加率 ((当期売上高 - 前期売上高) ÷ 前期売上高) × 100
経常利益成長率 経常利益の増加率 ((当期経常利益 - 前期経常利益) ÷ 前期経常利益) × 100
総資産成長率 資産規模の増加率 ((当期総資産 - 前期総資産) ÷ 前期総資産) × 100
【令和3年】
■ 収益性
売上高総利益率
3,610,249 ÷ 5,796,105 × 100 ≒ 62.3%
売上高営業利益率
985,027 ÷ 5,796,105 × 100 ≒ 17.0%
売上高経常利益率
982,719 ÷ 5,796,105 × 100 ≒ 17.0%
売上高当期純利益率
651,660 ÷ 5,796,105 × 100 ≒ 11.2%
売上高販管費率
2,625,222 ÷ 5,796,105 × 100 ≒ 45.3%
■ 効率性
総資本回転率
5,796,105 ÷ 2,863,166 ≒ 2.03回
有形固定資産回転率
5,796,105 ÷ 64,524 ≒ 89.8回
売上債権回転率
5,796,105 ÷ 1,085,840 ≒ 5.34回
棚卸資産回転率
5,796,105 ÷ 948,537 ≒ 6.11回
■ 安全性
流動比率
2,676,193 ÷ 851,394 × 100 ≒ 314.3%
当座比率
(2,676,193 - 948,537) ÷ 851,394 × 100 ≒ 202.9%
自己資本比率
1,989,272 ÷ 2,863,166 × 100 ≒ 69.5%
負債比率
873,894 ÷ 1,989,272 × 100 ≒ 43.9%
固定比率
186,973 ÷ 1,989,272 × 100 ≒ 9.4%
固定長期適合率
186,973 ÷ (1,989,272 + 22,500) × 100 ≒ 9.3%
【令和4年】
■ 収益性
売上高総利益率
2,804,087 ÷ 4,547,908 × 100 ≒ 61.7%
売上高営業利益率
527,037 ÷ 4,547,908 × 100 ≒ 11.6%
売上高経常利益率
537,032 ÷ 4,547,908 × 100 ≒ 11.8%
売上高当期純利益率
367,960 ÷ 4,547,908 × 100 ≒ 8.1%
売上高販管費率
2,277,050 ÷ 4,547,908 × 100 ≒ 50.1%
■ 効率性
総資本回転率
4,547,908 ÷ 2,974,899 ≒ 1.53回
有形固定資産回転率
4,547,908 ÷ 63,256 ≒ 71.9回
売上債権回転率
4,547,908 ÷ 864,915 ≒ 5.26回
棚卸資産回転率
4,547,908 ÷ 740,810 ≒ 6.14回
■ 安全性
流動比率
2,777,545 ÷ 640,513 × 100 ≒ 433.7%
当座比率
(2,777,545 - 740,810) ÷ 640,513 × 100 ≒ 318.0%
自己資本比率
2,307,233 ÷ 2,974,899 × 100 ≒ 77.6%
負債比率
667,666 ÷ 2,307,233 × 100 ≒ 29.0%
固定比率
197,354 ÷ 2,307,233 × 100 ≒ 8.6%
固定長期適合率
197,354 ÷ (2,307,233 + 24,360) × 100 ≒ 8.5%
以上から、以下のようなことがいえそうです。
悪化した財務指標
1. 売上高営業利益率(収益性)
令和3年: 17.0%

令和4年: 11.6%

指摘:
売上高が減少した一方で、売上原価や販管費(販売費及び一般管理費)の削減が追い付かず、営業利益率が大幅に低下しています。
これは、本業での収益性が悪化していることを示唆しており、コストコントロールや事業効率の見直しが必要な可能性があります。

2. 総資本回転率(効率性)
令和3年: 2.03回
令和4年: 1.53回

指摘:
総資本回転率は、会社の総資産が売上高をどれだけ生み出しているかを示す指標です。
この指標が低下していることは、総資産に対する売上効率が悪化していることを意味します。
売上高の減少と資産合計の増加(2,863,166千円 → 2,974,899千円)が、この回転率の悪化に繋がっています。

改善した財務指標
1. 自己資本比率(安全性)
令和3年: 69.5%
令和4年: 77.6%

指摘:
自己資本比率は、総資本に占める自己資本(返済不要な資本)の割合を示す指標です。
この比率が向上していることは、企業の財務基盤がより強固になり、外部からの借入に頼らない経営ができていることを示しています。

負債合計が減少(873,894千円 → 667,666千円)し、純資産合計が増加(1,989,272千円 → 2,307,233千円)したことで、財務の安全性が大幅に改善しています。

[あとがき]

 なんか、プロっぽくありません。実は、これ、Geminiに解答してもらった結果です。いろいろ考えたのですが、以上のプロセスを求めためには、該当しそうな経済指標を選択し、選択した経済指標を、すべて計算した結果から解答を導き出さないと結果は出ないようです。計算量多いよね?Geminiの相談しながら、もっと、効率的な方法を探したのですが、地道に計算を進め、解を止めないと正解を求めることはできないようです。
 ただ、今回の一次試験で思い知りましたが、計算おそいし、簿記3級を受験して分かりましたが、計算機を使って計算して、同じ計算を3回計算しても、結果が違うなど、かなり、数字に弱いということが判明しました。まっ、以前から分かっていたのですが、これから、毎日ドリル的にどんどん計算していかないと、試験にならないようです。ドリル的に毎日頑張ります。
 話は変わりますが、マウスを購入しました。購入したのは、以前2024年3月24日に「トラックボール 大玉 8ボタン チルト機能 ブラック M-HT1DRXBK ~ハードウェ ア研究室~」で紹介した製品の有線版「エレコム USB マウス 有線 トラックボール 大玉 8ボタン チルト機能 ブラック M-HT1URXBK」です。その当時から無線通信に問題があり、だましだまし使っていたのですが、左クリックに相当するボタンが、かんり強く押さないと認識ができなくなったうえ、ドラック&ドロップがうまくできない、そして、スクロールボタンがうまく動作しないなど、複合的な問題が発生したため、昨日注文し本日製品が届きました。やっぱり、新品はいいですわ~♪昨日まで同型と言いながら使いにくい状態で使用していたので、使いやすさ100点です。あと、ノートパソコンがほしいな・・・。そうすれば、もっと、作業進捗があがるのに・・・。

では、また!
 

【P5倍★8月末まで】エレコム トラックボールマウス トラックボール 人差し指・中指操作タイプ 有線 8ボタン 大玉 チルト機能 ブラック M-HT1URXBK

価格:5490円
(2025/8/24 15:54時点)
感想(1件)

コメント