令和5年 中小企業診断士 二次試験 事例Ⅳ 第1問 ~考察~ [中小企業診断士2次試験]

 こんにちは
 EVE2です。

 本日から、例年恒例の中小企業診断士Web講義を受講しています。今回受講するのは、2024年の講義になります。実は、この講義、去年の10月ぐらいから受講できるのですが、金銭的な問題でいつも受講期日終了間際に受講するハメとなっています。何とかしませんとね?がんばります!
 っというのが近況ですが、昨日のブログ公開後、ちょっと、勉強の進め方が、自分の希望と違うことに気づきました。私は、計算能力がなく、財務・会計にも強くないので、簡単に解答できる方法を探しています。昨日までは、Studyingの授業の流れイメージしながら話を進めましたが、それだと、今までと変わりません。では、どうするか?問題をとりあえず、ChatGPT、Gemini、Coipilotに提示し、簡単な方法を教えてもらった方が自分の希望に近いのではということに気づきました。それでは、早速、3AIに、令和6年 中小企業診断士 2次試験 事例Ⅳ 第1問 設問1の簡単に解答できる方法を聞いてみましょう!

[令和6年 中小企業診断士 2次試験 事例Ⅳ 第1問 設問1の簡単に解答できる方法]

 まずは、ChatGPTにどんな方法があるのか聞いてみました。

 では「最短・一番簡単に解くプロセス」を示します。使う指標は“定番3つ”だけです(収益性・効率性・安全性)。
 超シンプル手順(所要3~4分)

まず拾う数字(R3・R4)
 - 売上高:R3=5,796,105/R4=4,547,908
 - 営業利益:R3=985,027/R4=527,037
 - 総資産(期末):R3=2,863,166/R4=2,974,899
 - 純資産(期末):R3=1,989,272/R4=2,307,233

この3式だけ計算(丸め:小数第3位四捨五入→第2位表示、単位を書く)
 - 収益性:売上高営業利益率=営業利益/売上高
 - 効率性:総資本回転率=売上高/総資産(※最短法=各期の期末総資産を使用)
 - 安全性:自己資本比率=純資産/総資産

R3とR4を比較して「悪化×2・改善×1」を選ぶ。
 (方向だけ見ればOK。計算はR4だけ答案に記入)

計算結果(R4の値を答案に記入)

①(悪化)売上高営業利益率:
 527,037 ÷ 4,547,908 = 11.59%(%)

②(悪化)総資本回転率:
 4,547,908 ÷ 2,974,899 = 1.53回(回)
 ※平均総資産を使う流派だと1.56回でも可。どちらでも「悪化」は同じ。

③(改善)自己資本比率:
 2,307,233 ÷ 2,974,899 = 77.56%(%)

使い方のコツ(試験用チート)

指標は 収益性・効率性・安全性 から1つずつ選ぶと迷わない。

総資本回転率は期末総資産で統一が最短(前期平均が要らない)。

答案は**(a)指標名/(b)R4の値+単位**だけを書き、R3は比較判断にのみ使用。

このプロセスで毎回同じ手順にすれば、計算・比較・記入までスムーズに終わります。

 次に、Geminiからの回答です。

 ご提示いただいた中小企業診断士2次試験の問題ですね。この問題の解答と、効率的な解法について解説します。

【与件文と財務諸表の分析】
問題文には、以下のようなD社の状況が記載されています。

売上高の減少の可能性(競争激化、輸送コスト高騰)

原価の上昇(原材料等の仕入原価上昇)

販管費は削減しない方針(人件費等)

設備投資の予定(自社生産へ移行)

資金確保の動き

直近2期の財務諸表(令和3年度、令和4年度)

最も簡単な解答方法
この問題の最も効率的な解法は、すべての経営指標を計算するのではなく、与件文(D社の状況)から、重要と思われる指標に絞って計算することです。

与件文に書かれている情報は、まさにD社の経営課題そのものです。経営分析は、これらの課題を財務的な観点から裏付けるために行われます。したがって、与件文と関連する可能性が高い指標を優先的に計算するのが、最も時間を節約し、かつ正解にたどり着くための近道です。

【ステップ1:与件文から絞り込む】

「売上高がさらに減少する可能性が高い」「輸送コストが高騰し、原材料等の仕入原価が上昇」
→ 収益性(特に売上高に対する利益の割合)が悪化しそうです。

売上高総利益率

売上高営業利益率

売上高経常利益率
これらの指標は必ずチェックすべきです。

「当面は人件費等の削減は行わない方針」
→ 販管費が固定される、または増加する可能性があります。

売上高販管費率
この指標が悪化(比率が上昇)する可能性が高いです。

「自社生産を行う予定」
→ 大規模な設備投資が予想されます。

有形固定資産回転率
投資対効果が悪化する可能性が高いです。

「資金の確保を進めている」
→ 資金調達の健全性を測る指標が重要です。

自己資本比率

負債比率

流動比率
これらの指標の悪化・改善をチェックします。

【ステップ2:計算と悪化/改善の判断】
 上記の絞り込みに基づき、令和3年度と令和4年度の各指標を実際に計算し、比較します。

 この問題では、単に計算するだけでなく、与件文の内容と財務指標を関連付けて考察する力が求められています。闇雲にすべての指標を計算するのではなく、ストーリーに沿って重要な指標を絞り込むのが、正答を導き出すための最もスマートな方法です。

 次に、Copilotからの回答です。

✅【第1問(設問1)を簡単に解答するための方法】
🎯目的の再確認
 この設問は「財務指標の変化」を問うものですが、計算式を覚えていなくても、財務諸表の数字を見比べるだけで解ける指標があるのがポイントです。

🪜ステップ式の簡単解法
①「変化がわかりやすい指標」だけに絞る
以下のような指標は、計算が単純で、変化が明確に見えるため、初心者でもすぐに選べます:

・流動比率
・自己資本比率
・棚卸資産回転率
・有形固定資産回転率
→つまり、複雑な損益計算書の細部や営業外項目は無視しても解答可能です。

②「Excel関数的に」割り算するだけ
電卓やExcelで以下のように割り算するだけで、改善・悪化がすぐに判定できます:

plaintext
 設問は「改善1つ・悪化2つ」と指定されているため、改善指標を1つ選んだら、残りは悪化に絞るだけでOK。 つまり、正確性よりも変化の明確さを優先して選ぶのが最短ルートです。

🧩まとめ:最も簡単な解法の要点
✅ 比率の計算式を覚えなくても、割り算だけで解ける指標を選ぶ

✅ 流動比率・自己資本比率・棚卸資産回転率・固定資産回転率が狙い目

✅ 改善1つ・悪化2つの構成に合わせて、変化が明確なものだけ選ぶ

✅ 営業外項目や特別損益など複雑な部分は無視しても合格答案になる

この方法なら、5分以内に正答にたどり着けます。 もし「他の設問もこのように簡単に解く方法が知りたい」と思われたら、次の設問に進みましょうか?

[AIからの提案に対する考察]

 以上の提案を受けて、私が解答する場合はどうしたらいいのか考えたいと思います。
 以上の提案って、実はStudyingでも講師が解答解説でやっている方法でもあります。その時の講師のコメントも思い出しながら、以下のような流れで解答しようと思います。

  1. 与件文から何が良く、何が悪いのか、収益性、効率性、安全性に分類し分析する。
  2. 財務諸表から前年と本年を比較し目立った変化のある数値をみつける。
  3. 与件文の内容と目立った変化の数値から、適切な経営指標の計算式を、収益性、効率性、安全性から1つずつ選び計算する

 ただ、以上でいいかどうか悩むのは、最終的な解答を各AIを比較した場合、バラバラだということです。

■悪化した指標①
[ChatGPT]
・売上高営業利益率 11.59(%)
・売上高販管費率 50.07(%)

[Gemini]
・売上高営業利益率:11.60%
・総資本回転率:1.56回

[Copilot]
・棚卸資産回転率 5.83(回)
・営業外費用率 2.86(%)

■改善した指標
[ChatGPT]
・流動比率 433.64(%)

[Gemini]
・自己資本比率:77.60%

[Copilot]
・総資本経常利益率(ROA)

ちょっと、バラバラなのが気になったので、設問2の内容を聞けば、何かしらわかると思い、聞いてみました。
[ChatGPT]
販売不振により売上高が減少する一方、人件費等の固定的費用を削減しなかったため、利益率が低下した。
[Gemini]
設問1で挙げた悪化した財務指標のうち、売上高営業利益率を取り上げて原因を説明します。
[Copilot]
商品の在庫が増加した一方で売上高の伸びが鈍化しており、在庫の効率的な販売が進んでいないため。
 

[あとがき]

 この問題毎年、必ずといっていいぐらい毎回出題されているサービス問題です。だから、これを落とした場合、もう、事例Ⅳは、60点はとることができないと覚悟した方がいいかもしれません。だから、最初の令和6年はリキいれて、調査しています。ちょっと、まだ方向性が決まらないので、引き続き調べたいと思います。
 では、また!!!

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