令和6年 中小企業診断士 二次試験 事例Ⅳ [中小企業診断士2次試験]

 こんにちは
 EVE2です。

 今日から、中小企業診断士事例Ⅳについて、ブログで勉強を進めようといろいろ考えたのですが、どうしたらいいのか考えがまとまりません。
 こういう状況の時は、いつもとりあえずやってみるというのが私の方針なので、本日から令和5年事例Ⅳの問題を解答していきたいと思います。予定では、水曜日から金曜日までを、事例Ⅳの検討をする期間としていましたが、システム開発の方針検討で、本日は、既に木曜日の上、今週末予定が入ったので、今回は、令和5年事例Ⅳを二週間をかけて1問1問解答し、その結果を見て、どうするのか方針を決めたいと思います。
 では、令和5年中小企業診断士 二次試験 事例Ⅳ 問題1から見ていきましょう!

[令和Ⅳ年 事例Ⅳ 問題1]

 D社は、資本金1 億円、総資産約30億円、売上高約45億円、従業員31名の、化粧品を製造する創業20年の企業である。D社は独自開発の原料を配合した基礎化粧品、サプリメントなどの企画・開発・販売を行っており、製品の生産はOEM生産によっている。
 同社は大都市圏の顧客をメインとしており、基本的に、卸売会社を通さずに、百貨店やドラッグストアなどの取り扱い店に直接製品を卸している。また、自社ECサイトを通じて美容液の定期購買サービスも開始している。
 直近では、実店舗やネット上での同業他社との競争激化により販売が低迷してきており、このままでは売上高がさらに減少する可能性が高いと予想される。また、今後は、輸送コストが高騰し、原材料等の仕入原価が上昇すると予想される。しかし、D社では、将来の成長を見込んで、当面は人件費等の削減は行わない方針である。
 D社の主力製品である基礎化粧品は、従来、製品のライフサイクルが長く、新製品開発の必要性もそれほど高くなかった。しかし、高齢化社会の到来とともに、近年では、顧客の健康志向、アンチエイジング志向が強まったため、他のメーカーが次々に新製品を市場に投入してきており、競争が激化している。
 こうした状況に対応するため、D社では男性向けアンチエイジング製品を新たな挑戦として開発し販売することを検討している。男性向けアンチエイジング製品は、これまでD社では扱ってこなかった製品分野であるが、バイオテクノロジーを用いて、同製品の基礎研究を進めてきた。
 化粧品業界を取り巻く環境は、新型コロナウイルスの感染拡大などにより厳しい状況にあったが、中長期的には市場の拡大が見込まれている。しかし、当該男性向けアンチエイジング製品は、今までにない画期的な製品であり、市場の状況が見通せない状況であるため、慎重な検討を要すると考えている。
 D社では、この新製品については、技術上の問題からOEM生産ではなく自社生産を行う予定であり、現在、そのための資金の確保を進めている。D社社長は、同業他社との競争が激化していることもあり、早急にこの設備投資に関する意思決定を行うことが求められている。
 D社の直近2期分の財務諸表は以下のとおりである(令和3年度、令和4年度財務諸表)。D社社長は、自社が直面しているさまざまな経営課題について、特に財務的な観点から中小企業診断士に診断・助言を依頼してきた。


第1 問(配点20 点)
(設問1 )
 D社の2 期間の財務諸表を用いて経営分析を行い、令和3年度と比較して悪化したと考えられる財務指標を2つ(①②)、改善したと考えられる財務指標を1つ(③)取り上げ、それぞれについて、名称を(a)欄に、令和4年度の財務指標の値を(b)欄に記入せよ。解答に当たっては、(b)欄の値は小数点第3位を四捨五入して、小数点第2 位まで表示すること。また、(b)欄のカッコ内に単位を明記すること。

[方針の検討]

 一応どうしたらいいのか、Studyingの講師の方から教えてもらっているのですが、向き不向きがあると思われます。一次では、去年は問題の内容がチンプンカンプンで、今年は、計算問題の計算が合わないなど、私の場合、財務・会計に致命的な欠陥と言っていいモノがあるようです。そのため、少なくとも、今年12月までは、自分として、どうやったら、事例Ⅳの問題を容易に回答できるのかという方法を探していきたいと思います。そして、できれば、今年中に、財務・会計マスターに慣れれば、来年の試験は、一次、二次とも安心かもしれません。

[問題の検討]

 以上の問題をざっくりとみてみて、やはり、他の事例同様に、問題の分解をした方がよいのではないでしょうか?ちょっと、やってみましょう!

販売・製造
・資本金1 億円
・総資産約30億円
・売上高約45億円
・従業員31名
・化粧品を製造
・創業20年
販売・製造
・独自開発の原料を配合した基礎化粧品
・サプリメントなどの企画・開発・販売
・製品の生産はOEM生産
顧客
・大都市圏
・卸売会社を通さず
 →百貨店やドラッグストアなどの取り扱い店に直接製品を卸している
・自社ECサイトを通じて美容液の定期購買サービス
脅威
競合
・実店舗やネット上での同業他社との競争激化により販売が低迷
 → 売上高がさらに減少する可能性
・輸送コストが高騰
 → 原材料等の仕入原価が上昇
・将来の成長を見込んで、当面は人件費等の削減は行わない方針
製品
・基礎化粧品
 → 製品のライフサイクルが長い
 → 新製品開発の必要性もそれほど高くなかった
・高齢化社会の到来
 → 顧客の健康志向
 → アンチエイジング志向
 → 他のメーカーが次々に新製品を市場に投入してきており、競争が激化
新製品開発
・男性向けアンチエイジング製品を新たな挑戦として開発し販売することを検討
男性向けアンチエイジング製品
・これまでD社では扱ってこなかった製品分野
・バイオテクノロジーを用いて
・同製品の基礎研究同製品の基礎研究
化粧品業界を取り巻く環境
・新型コロナウイルスの感染拡大などにより厳しい状況
 → しかし中長期的には市場の拡大が見込まれている
・男性向けアンチエイジング製品は、今までにない画期的な製品であり、市場の状況が見通せない状況
・技術上の問題からOEM生産ではなく自社生産を行う予定
 → そのための資金の確保を進めている
 → 同業他社との競争が激化していることもあり、早急にこの設備投資に関する意思決定を行うことが求められている。

[あとがき]

 全体の仕事量が分からないので、無理せず、以上のレベルで本日は終えたいと思います。明日以降ですが、他の事例と同様に、制限事項の抽出、問題の分解をしていきたいと思います。なお、やってみてしっくりない場合、予定もなくやり方を変更する場合がありますので、ご了承ください。

 では、また!

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