令和2年 中小企業診断士 2次試験 事例Ⅳ 第2問 設問2 [中小企業診断士2次試験]

 こんにちは
 EVE2です。

 ここ数日東京は、雪国並に寒かったのですが、本日やっとその寒さが緩んだ感じがします。他の地域はどうなのでしょうか?今年は、2度ほど本当に寒い期間がありましたが、これからはこんな寒さをやめていただき、徐々に暖かくなっていただければうれしいです。
 では、本日は、令和2年 中小企業診断士 2次試験 事例Ⅳ 第2問 設問2にはいってきます。いつも通り、以下の順序に従って解答を進めて行きます。

  • 与件文に相当する文章を要約する
  • 問題の制限事項の特定
  • 解答するための要素を抽出する
  • 記憶があいまいな単語を抜き出す
  • 単語の意味を正確に理解する
  • 問題の意味を正確に理解する
  • 解答の型を知り、型にのっとり以下の作業を進める
  • Ⅰ論点の特定
    Ⅱ該当数値の抽出
    Ⅲ手法の特徴を理解→メリット、デメリットを理解する
    Ⅴ望ましい処理の案出
    Ⅵ論点を解答として記述する
    Ⅳ与件文と問題から妥当性を評価する(与件文とリンクし解答)

[問題]

 では、問題から見てゆきましょう。

第2問(配点30点)
(設問2)
 このステーキ店(同店に関連して所有する資産の帳簿価額は35百万円である)への対応を検討することとした。D社の取りうる選択肢は、①広告宣伝を実施したうえでそのままステーキ店の営業を続ける、② よりカジユアルなレストランへの業態転換をする、③即時閉店して所有する資産を売却処分する、という3つである。それぞれの選択肢について、D社の想定している状況は以下のとおりである。

・広告宣伝の契約は次期期首に締結し、当初契約は3年間である。広告料は総額15百万円であり、20X2 年4月1日から、毎年4月1日に5百万円ずつ支払う。
・広告宣伝の効果が出る場合には毎年35百万円、効果が出ない場合には毎年△5百万円の営業キャッシュ・フロー(いずれも税引後の金額である。以下同様)を、契約期間中継続して見込んでいる。なお、この金額に広告料は含まない。
・効果が出る確率は70%と想定されている。
・効果が出る場合、広告宣伝の契約を約2年間延長する。広告料は総額10百万円であり、毎年4月1日に5百万円ずつ支払う。延長後も広告宣伝の効果は出続け、営業キャッシュ・フローの見込み額は同額であるとする。その後、20X7年3月31日に開店し、同日に、その時点で所有する資産の処分を予定している。資産の処分から得られるキャッシュ・フローは24百万円を予定している。 ・効果が出ない場合、3年後の20X5年3月31日に閉店し、同日に、その時点で所有する資産の処分を予定している。資産の処分から得られるキャッシュ・フローは28百万円を予定している。
・業態転換のための改装工事契約を次期期首に締結し、同日から工事を行う。改装費用(資本的支出と 考えられ、改装後、耐用年数を15年とする定額法によって減価償却を行う)は30百万円であり、20X2 年4月1日に全額支払う。
・改装工事中(却X2年9月末日まで)は休店となる。
・改装後の営業が順調に推移した場合には毎年25百万円、そうでない場合には毎年15百万円の営業キャッシュフローを見込んでいる。ただし、営業期間の短い20X2年度は、いずれの場合も半額となる。
・改装後の初年度における営業キャッシュ・フローがその後も継続する。
・営業が順調に推移する確率を40%と見込んでいる。
・いずれの場合も、5年後の20X7年3月31日に閉店し、同日に、その時点で所有する資産の処分を予定している。資産の処分から得られるキャッシュ・フローは27百万円を予定している。
20X2年4月1日に、30百万円で処分する。
 以上を基に、D社が次期期首に行うべき意思決定について、キャッシュ・フローの正味現在価値に基づいて検討することとした。①の場合の正味現在価値を(a)欄に、②の場合の正味現在価値を(b)欄に、3つの選択肢のうち最適な意思決定の番号を(c)欄に、それぞれ記入せよ。(a)欄と(b)欄については、(i)欄に計算過程を示し、(i)欄に計算結果を小数点第3位を四捨五入して示すこと。なお、将来のキャッシュ・フローを割り引く必要がある場合には、年8%を割引率として用いること。利子率8%のときの現価係数は以下のとおりである。

 問題長いですね?

[与件文に相当する文章を要約する]

 次に与件文に相当する文章を要約します。

■ステーキ店対応
①広告宣伝を実施したうえでそのままステーキ店の営業を続ける
広告当初
広告宣伝の契約は次期期首に締結
 → 当初契約は3年間
広告料は総額15百万円
 → 20X2 年4月1日から、毎年4月1日に5百万円ずつ支払う
広告宣伝の効果が出る場合には毎年35百万円
効果が出ない場合には毎年△5百万円の営業キャッシュ・フロー
 → いずれも税引後の金額
 → この金額に広告料は含まない
効果が出る確率は70%
2回目契約以降
効果が出る場合
 → 広告宣伝の契約を約2年間延長する
 → 広告料は総額10百万円
 → 毎年4月1日に5百万円ずつ支払う
 → 広告宣伝の効果は出続け、営業キャッシュ・フローの見込み額は同額
 → 20X7年3月31日に開店し、同日に、その時点で所有する資産の処分を予定
 → 資産の処分から得られるキャッシュ・フローは24百万円を予定
効果が出ない場合
 → 3年後の20X5年3月31日に閉店
 → 同日に、その時点で所有する資産の処分を予定
 → 資産の処分から得られるキャッシュ・フローは28百万円を予定
②よりカジユアルなレストランへの業態転換をする
業態転換のための改装工事契約を次期期首に締結
改装費用(資本的支出と 考えられ、改装後、耐用年数を15年とする定額法によって減価償却)は30百万円
 → 20X2 年4月1日に全額支払う。
改装工事中(却X2年9月末日まで)は休店
改装後の営業が順調に推移した場合
毎年25百万円
改装後の営業が想定より悪く推移した場合
毎年15百万円の営業キャッシュフローを見込んでいる
改装後の営業共通
営業期間の短い20X2年度は、いずれの場合も半額
改装後の初年度における営業キャッシュ・フローがその後も継続
5年後の20X7年3月31日に閉店
 → 所有する資産の処分を予定
資産の処分から得られるキャッシュ・フローは27百万円
③即時閉店して所有する資産を売却処分する
20X2年4月1日に、30百万円で処分する。

 文章わかりずらいですね?

[問題の制限事項の特定]

 問題の制限事項の特定を行います。

D社が次期期首に行うべき意思決定について、キャッシュ・フローの正味現在価値に基づいて検討
①の場合
正味現在価値を(a)欄
②の場合
正味現在価値を(b)欄
3つの選択肢のうち最適な意思決定の番号を(c)欄
3つのパターン共通
(i)欄に計算過程
(i)欄に計算結果を小数点第3位を四捨五入して示す
将来のキャッシュ・フローを割り引く必要がある場合には、年8%を割引率として用いる
利子率8%のときの現価係数は以下のとおり

[与件文に相当する文章を要約する]

 解答するための要素を抽出していきます。

  • 広告宣伝費
  • 店舗資産
  • 運転資本
  • 改装費
  • 複利現価係数または年金現価係数
  • 営業キャッシュフロー

 文章から、以上の項目が、キャッシュフローに影響しそうだと判断しました。

[記憶があいまいな単語を抜き出す・単語の意味を正確に理解する]

 今回も特にありませんでした。

[問題の意味を正確に理解する>Ⅰ論点の特定]

 初日に、第2問設問2は、型として、NPV意思決定型を用いて、スキルとしてCF整理割引計算意思決定が必要とされています。
 以上の型及びスキルは不変なようです。

[あとがき]

 では、本日は時間が来ましたので、ここまでとします。続きは明日行います。
 では、また!

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