中小企業診断士試験、令和5年事例Ⅰ ~総評~ [中小企業診断士2次試験]

 こんにちは!
 EVE2です。

 本日は、各AIの総評を元に、各問題、特に後半の第3、第4問について詳しく見て行きましょう!

[ChatGPT総評]

 以下はChatGPTからの総評です。

第1問(配点20点)
評価:15〜17点(惜しい部分あり)

✅ 良い点
強み・弱みを適切に捉えている。
「高品質な原材料」「オリジナルメニュー」「サービス」という具体的なポイントを挙げている。

🔹 改善点
「なぜ強みなのか」「どのような影響を与えているのか」 まで言及できるとより高得点が狙える。
例:「高品質な原材料」→「競合と差別化が図られ、リピーターを獲得しやすい」
弱みの表現を明確に
「地元密着型の経営が弱み」という表現がやや曖昧。
例:「地元の仕入業者に依存しているため、原材料の価格変動リスクが高い」など。
➡ もう一歩具体性があれば満点も狙えた!

第2問(配点20点)
評価:18〜20点(非常に良い)

✅ 良い点
「拡大全方位戦略」から「ターゲットを特定した差別化戦略」への転換を明確に説明できている。
「高品質な原材料」「メニュー」「サービス」によって顧客単価を上げるという具体的な戦略が示されている。

🔹 改善点(強いて言えば)
「ターゲットを特定」とあるが、具体的にどの層なのか(富裕層?観光客?リピーター?) まで言及できるとさらに説得力が増す。
➡ ほぼ満点レベルの解答!

第3問(配点20点)
評価:14〜16点(論点は適切だが、具体性が不足)

✅ 良い点
X社の組織の問題点を「ルーティン化」「トップダウン」という観点から適切に指摘している。
サービスの省力化による問題にも言及できている。

🔹 改善点
「組織として脆弱」という表現が抽象的
具体的に「現場の裁量権が低く、顧客の要望に柔軟に対応できない」などと書くと分かりやすい。
サービスレベルの低さについてもう少し掘り下げる
例:「接客のマニュアル化が進みすぎており、顧客満足度が低下している」など。
➡ 分析の方向性は正しいが、より具体的な表現が求められる。

第4問(配点40点)
設問1(評価:15〜18点)

✅ 良い点
X社とA社の違いを踏まえ、「段階的な導入」「社員教育」の視点を取り入れている。
いきなり変革を行うのではなく、段階を踏むという現実的なアプローチ ができている。

🔹 改善点
もう少し導入のプロセスを具体的に書く
「A社で仕事をさせる」→「OJTの形でA社の業務を経験し、指導担当者をX社内で育成する」など、具体的な手法を示すとさらに評価が上がる。
➡ 現実的な施策で高評価が期待できるが、プロセスの具体化でさらに得点アップ!

設問2(評価:18〜20点)

✅ 良い点
「広範囲な顧客」「外国人観光客の取り込み」という明確なターゲットが設定されている。
SNSの活用 という現代的なマーケティング手法を提案している。
「インスタ映えするメニュー・サービス」など、具体的な戦略を示せている。

🔹 改善点(強いて言えば)
売上・利益向上のメカニズムを明確にする
「SNSで注目を集める」→「新規顧客が増える」→「リピーター化を促すための施策(特典・クーポンなど)」といった流れがあるとさらに良い。
➡ ほぼ満点レベルの解答!

総合評価
総得点の目安:80〜90点(高得点が期待できる)

第1問・第3問は、もう少し具体性を持たせると満点に近づく。
第2問・第4問(特に設問2)は非常に良い出来で、高得点が狙える。
全体的に論理的な流れがあり、的確な分析ができている。
➡ 試験合格に必要な論理的思考力が十分に備わっており、今後も高得点を狙えるレベルです! 🎯

[Gemini総評]

 続きまして、Geminiからの総評です。

第1問(配点20点)
総評:
A社の強みと弱みを30字以内で答える問題でした。
強みについては、差別化された高品質な原材料、オリジナルメニュー、サービスという点が適切に表現できています。
弱みについては、地元の仕入業者、顧客の高齢化という点は捉えられていますが、「地元密着型の経営」という表現は、強みとも弱みとも捉えられるため、より具体的な弱みを指摘する必要がありました。
全体として、A社の特徴を理解し、強みと弱みを簡潔にまとめることができています。

第2問(配点20点)
総評:
A社の現経営者が先代経営者と比べてどのような戦略上の差別化を行ってきたか、かつその狙いを答える問題でした。
拡大全方位戦略からターゲットを絞り、高品質な商品・サービスを提供する戦略への転換を適切に表現できています。
文字数が少し多いため、より簡潔にまとめることができれば、さらに良い解答になります。
現経営者の戦略と狙いを適切に表現できています。

第3問(配点20点)
総評:
A社経営者が経営統合に先立って、X社のどのような点に留意するべきかを答える問題でした。
X社の組織の脆弱性やサービスレベルの低さを指摘できていますが、経営統合という観点からの留意点が少し弱いかもしれません。
X社の従業員の不安に寄り添う、X社の従業員へのA社との経営統合の意義の説明など、経営統合に際して注意すべき点を加えることで、より的確な解答になります。
X社の組織とサービスレベルの課題を指摘できています。

第4問(配点40点)
設問1(組織の統合):
総評:
A社とX社の組織統合をどのように進めるべきかを答える問題でした。
X社の従業員をA社で研修させるという点は良いですが、組織文化の融合や従業員のモチベーション維持といった観点が不足しています。
両社の組織文化の違いを考慮し、従業員の不安を解消するためのコミュニケーションや研修などを加えることで、より実践的な解答になります。
統合プロセスを具体的に示せています。

設問2(今後の事業展開):
総評:
A社とX社の経営統合後の事業展開を答える問題でした。
広範囲な顧客や外国人観光客を取り込むという方向性は良いですが、SNS活用と客単価向上を結びつける具体的な施策が不足しています。
X社の強みである駅前立地や仕入れルートなどを活用し、具体的なメニュー開発やプロモーション戦略を加えることで、より説得力のある解答になります。
広範囲な顧客を取り込む戦略は適切です。
全体的な総評

全体的に、事例企業の状況を把握し、設問の意図に沿った解答を試みている点は評価できます。
しかし、各設問において、より具体的な分析や提案が求められます。
特に、経営統合というテーマを踏まえ、組織や人材に関する視点を強化すると、より高得点につながるでしょう。

[Copilot総評]

 以下は、Copilotからの総評です。

第1問 総評
 A社の強みと弱みを明確に30字以内で述べられており、簡潔かつ的確でした。特に強みに関しては具体的かつ差別化要素を捉えており素晴らしいです。ただし、弱みにおいて「地元密着型の経営」という点が少し広義に感じられるため、より絞り込んだ表現が望ましいかもしれません。

第2問 総評
戦略上の差別化について、現経営者のアプローチを論理的に説明し、ターゲットセグメントと提供価値の明確化を盛り込んでいる点が非常に優れています。狙いについても顧客単価向上を示し、説得力があります。この回答は満点に値する内容です!

第3問 総評
X社の組織的な弱点や運営上の課題に焦点を当てつつ、それらがA社とどのように異なるかを明確に述べた点は高評価です。ただし、やや長めの表現になっているため、もう少し簡潔にまとめる余地がありました。それでも重要なポイントをしっかり含んでおり、実践的な視点が光る回答です。

第4問 設問1 総評
段階的統合を提案するアプローチは合理的で、現場レベルでの教育と指導を重視している点は素晴らしいです。ただし、回答がやや詳細すぎるため、文字数制限を意識しつつ簡潔な表現にまとめるとさらに良かったでしょう。

第4問 設問2 総評
外国人観光客や若者など、新たな顧客層に向けた成長戦略を提示し、SNS活用による注目度の向上というアイデアは非常に魅力的です。ただし、競争戦略の観点で「競合との差別化」を明示する表現があれば、さらに説得力が増した可能性があります。

全体の総評
 解答は、いずれもA社とX社の状況を的確に分析し、現実的かつ実践的な提案を行っており、非常にレベルが高いと感じました。特に第2問の差別化戦略と狙いは優れた内容です。一方で、簡潔さや文字数制限を意識することで、より高得点を狙う余地も見られました。全体的に、大変素晴らしい解答でした!

[第1問]

 ChatGPTの改善点助かりますね?ただ、30文字という文字数制限がある中、ChatGPTの言っている内容をすべて入れると不合格になりそうです。ちなみに、今、ChatGPTの解答をカウントしたら、55字でした。アウトじゃん?(笑)。
 そして、Copilotからは、弱みについて、解答の内容が広義なので、もっと、絞り込んだ方が良いという指摘を受けました。

[第2問]

 ChatGPTは、より具体的に書いた方が良いと言っています。今回、ターゲットという言葉でどのセグメントなのか書いていないのですが、与件文には、ファミリー層という言葉が出てきているので、その言葉をそのまま使った方が良いかもしれません。
 なお、Gemini、Copilotが簡潔に書いた方がいいという指摘をしています。今回96文字で記述し、内容も書きたいことをすべて書けており、言われている内容は当たらないと考えているのですが・・・。ちなみに、Geminiは文字数をあまり、気にしていないようです。次回解答をもらうときは、明確に指定した方が良いかもしれません。

[第3問]

 やはり、ChatGPTからは、組織、サービスレベルという言葉について、具体性に欠けるという指摘がここでもされています。これ私の文章の特徴なのかもしれません。今後意識的に具体的に書く練習をした方がいいようです。
 そして、異様に点数が低いGeminiですが、どうも、経営統合により発生する効果を書かなければいけないと考えているようです。ここでは、やはり、相乗効果・・・。この指摘、その通りだと思います。試験でも、Geminiのような採点をされる可能性大です。今後、経営統合にはその効果についても書くようにします。

[第4問 設問1]

 ChatGPTからは具体的なプロセスがほしいという要望がありました。段階を踏むと解答しているのだから、その段階を書いた方が良いでしょう?
 Geminiからは、研修をどんな目的を持って行うのか、より具体的な内容で書くように求められています。それが、文化の融合や、モチベーションと言ったものだったのですが、私の解答は、最初に「仕入れなどのいい部分は残し」という記述から始まっています。X社にもいいところがあるということをここで書きたいので、このような記述になったのですが、もしかしたらいらない内容で、Geminiが指摘した内容を書いた方が高得点につながるかもしれません。

[第4問 設問2]

 ChatGPTからは、どんな目的で、SNSで何をし、その結果どんなことになるのかと言った内容で書いた方が良いという指摘がありました。確かに、そのような記述の仕方の方が解答がスッキリします。
 Geminiからは、客単価を上げる方策を具体的に書いた方が良いという指摘です。その具体的な内容としては、Geminiは、地域観光との連携そして、コト消費として、蕎麦文化体験などを挙げています。ただ、与件文には以上のことは書かれていないので、ちょっと、暴走している感はあります。ただ、前向きに検討していきたいと思います。
 Copilotからは、経営戦略、事業戦略を書かなければいけないのだから、他者との差別化とかと言った部分を、イベントの開発、地元食材のアピールなどの言葉を入れた方が良いという指摘がありました。

[あとがき]

 ChatGPT、Gemini、Copilotの意見を聞いて、具体性をもって分析し、その内容を簡潔に記述した上で、そのプロセスなどを明確に書くということができれば、もっと高い評価が得られそうという印象を持ちました。
 今後ですが、ブログは、今年の10月まで、事例問題中心で書いていきたいと思います。いつからになるか分かりませんが、多分書いているうちに、経験曲線効果により、他のブログを書く時間を持つことが出来るようになると思います。それまでは、システム開発については、pro2grammer.comのサイトでご確認ください。現在、ログイン画面を急ピッチで仕上げています。近日中に、ログインシステムを、αシステムへアップロードできるようになると思います。

 では、また!

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