中小企業診断士試験、令和5年事例Ⅰ ~解答~ [中小企業診断士2次試験]

 こんにちは!
 EVE2です。

 昨日は、2月14日に起こった憂鬱の対応に行ってきたのですが、5月27日まで延びました。時間ばかりとられて・・・・。
 では、本日は、昨日やる予定だった、令和5年事例Ⅰについて解答したいと思います。

[令和5年 事例Ⅰ 問題1解答]

 問題1は以下のような問題でした。与件文の抽出した情報を元に書いていきましょう。

【問題】
第1問(配点20点)
 統合前のA社における①強みと②弱みについて、それぞれ30字以内で述べよ。


【解答】
《強み》
 差別化した高品質な原材料、オリジナルメニュー、サービスが強み

《弱み》
 地元の仕入業者、顧客の高齢化による地元密着型の経営が弱み。

 書き始め、高齢化は、脅威じゃないかなとか感じながら書き始めましたが、地元密着型の経営が弱みとすることで、内部的な問題としてとらえた点がポイントです。

[令和5年 事例Ⅰ 問題2解答]

 問題2は以下の通りです。この問題は、先代の経営者がどんなことをやっていて、現経営者はどんなことをやったのか抽出し、先代の経営者の問題を現経営者はどう改善しようとしたのかといった観点で書こうと思います。

【問題】
第2問(配点20点)
A社の現経営者は、先代経営者と比べてどのような戦略上の差別化を行ってきたか、かつその狙いは何か。100字以内で述べよ。


【解答】
拡大全方位戦略をとってきた前経営者に対して現経営者は、ターゲットとなるセグメントを特定しその顧客に対して高品質な原材料、メニュー、サービスを提供することにより差別化し顧客単価を上げようとした。

 従業員に関する問題も解答に含めようとしましたが、文字数の関係で、あきらめました。同内容については、高品質なサービスという文字に含めることができたと思っています。また、最後の狙いは何なのかという点について、最初書くことができていませんでした。問題の制約条件等を書くときは、あくまでも問題文で問われている点のみを抽出したほうがいいかもしれません。

[令和5年 事例Ⅰ 問題3解答]

 問題3は、経営統合に際し、X社のどのような点に留意するのか問われています。ここでは、現在のA社の経営スタイルと、X社の経営スタイルを比較し、統合したら問題となりそうな点を解答とします。

【問題】
第3問(配点20点)
A社経営者は、経営統合に先立って、X社のどのような点に留意するべきか。100字以内で助言せよ。


【解答】
X社は、A社と比較するとルーティン化されているため現場の自主性が低くトップダウンであるという点で組織として脆弱である。そして、接客サービスが省力化されており、サービスレベルが低いという点を留意する。


[令和5年 事例Ⅰ 問題4設問1解答]

 問題4設問1は、経営統合に際し、どのような組織統合を進めるべきなのかが問われています。

【問題】
第4問(配点40点)
A社とX社の経営統合過程のマネジメントについて、以下の設問に答えよ。
(設問1)どのように組織の統合を進めていくべきか。80字以内で助言せよ。


【解答】
仕入などのいい部分は残し、X社とA社は近いため、段階を踏んでX社の社員をA社で仕事をさせ、A社の仕事の仕方を理解させ覚えた手法をX社で実現できるように指導する。

Studyingでは、こんな解答ではなかったのは十分承知していますが、自分が経営者だったらという観点で記述しています。この解答の問題は、与件文には書かれていない内容で解答を試みている点です。与件文で唯一利用したのは、A社とX社の距離の3kmぐらいです。このような解答で点数がもらえるかどうか、微妙です。

[令和5年 事例Ⅰ 問題4設問1解答]

 問題4設問2は、今後の事業展開について問われています。経営統合後は、A社の社風へX社も寄せられると想定されるので、A社の現経営者がどのような、経営戦略、事業戦略をたてるのか考えます。

【問題】
第4問(配点40点)
 A社とX社の経営統合過程のマネジメントについて、以下の設問に答えよ
(設問2)今後、どのような事業を展開していくべきか。競争戦略や成長戦略の観点から100字以内で助言せよ。


【解答】
地元だけでなく広範囲な顧客、外国人観光客の取り込みを行う。そのためにSNSにインスタ映えするようなオリジナルメニュー、サービスなどを開発し、注目を集めるような営業を行い同時に客単価を上げる戦略をとる。


[あとがき]

 ちょっと、冒険をしてみました。というのは、Studyingとの解答と違うという認識はあるからです。ただ、今問題を解答していて、Studyingの解答が思い出せません。一次の問題だと、選択肢をいくつか見ていると、解答がどれなのかなんとなく分かるのですが、二次ではそれが全くありません。まっ、それが、二次の難しい所なのかもしれません。
 今回このような形で、事例問題を解いての収穫は、ここ数日問題の該当箇所を列記して、その列記した内容を元に解答を書くとそんなに時間は掛からないということです。問題の抽出をもっと早くすれば、解答を書けるというレベルにはなれそうです。ただ、このようにワープロで解答していると、いろいろな形で文字操作をすることができます。ただ、本番は、その操作をいちいち消しゴムで消すという作業で行わなければなりません。Studyingの講師は、慣れれば、直感的に100字なら100字で書けるようになると話していましたが、そのレベルになれるか微妙です。
 明日AIに採点をしてもらい、間違っている点について考察していきたいと思います。

 では、また!

コメント