《復習》令和4年 中小企業診断士 2次試験 事例Ⅱ [中小企業診断士2次試験]

 こんにちは!
 EVE2です。

 プログラム開発は作っているといろいろと機能が欲しくなり、手戻りが発生していたのですが、本日からまた前進しています。今週はじめにユーザー修正画面の製造にはいってもう翌日にはできるような話をしましたが、手戻りの部分が邪魔をし、今日から再製造に入っています。まっ、これから、またどうなるか分かりませんが、今月末までには何とかしたいと思います。管理システムでユーザー管理を1本作れば、その後は、製造手法を踏襲すればいいので、それほど時間がかからない予定です。予定は予定なんですけれど(苦笑)。では、本日は、令和4年 中小企業診断士試験 二次試験 事例Ⅱの復習をしていきます。

[令和4年 事例Ⅱ 問題1]

第1問(配点20 点)
  B社の現状について、3C (Customer 顧客、Competitor 競合、Company:自社)分析の観点から150字以内で述べよ。
《私の解答》
顧客は直営スーパー、小売店、土産物店、道の駅、ホテル、旅館、飲食店など多岐に渡り偏りがない。競合はスーパーなどの場合は大手食肉卸業者で、ネット販売では、日本全国の無数の食肉卸業者が対象となる。自社は工場、高い技術をもつ職人を保有し品揃えが豊富でコンサルティングもできるぐらいの力がある。
《ChatGPTの解答》
当社の顧客は直営スーパー、小売店、土産物店、道の駅、ホテル、旅館、飲食店と幅広く、特定の業態に依存しない強みがある。競合はスーパーでは大手食肉卸業者、ネット販売では全国の専門業者が対象。自社は高品質な加工技術を持つ職人、豊富な品揃え、工場設備を活かし、競争優位性を確立。また、食肉の専門知識を活かしたコンサルティング提供が可能である。

《Geminiの解答》
顧客は、百貨店、ホテル、飲食店等へ高品質な食肉を卸売する一方、地域顧客へ小売も行う。競合は、大手卸売業者に加え、ECサイトでの全国の食肉業者。自社は、高品質な食肉調達力、高い加工技術、多様な顧客ニーズへの対応力を有するが、卸売依存とEC販路の弱さが課題。
《Copilotの解答》
B社の顧客は、ホテル・旅館、飲食店、直営小売店、土産物店、ネット販売など多様であるが、ホテル・旅館への依存が大きい。競合として、大手食肉卸業者やネット市場の他社が挙げられる。自社は職人の技術力、幅広い品揃え、自社工場での柔軟な加工能力、コンサルティング力を強みとして持つ。
 令和5年に引き続き、令和4年にも3C分析について問われています。令和6年はどうだったのでしょうか?もしかして、今年の二次試験でも出題されるかもしれません。そんな、3C分析の手がかりとして、以下のような考え方で、令和5年は解答しました。
 3C分析は、ただの情報整理ではなく、顧客、競合、自社を分析し、「勝つための作戦を立てる土台」となります。その土台の考え方として、分かりやすいSWOT分析と比較し、前回は解答しています。
3C分析の要素 SWOT分析の要素
Company(自社) 強み(Strengths) & 弱み(Weaknesses)
Customer(顧客・市場) 機会(Opportunities)
Competitor(競合) 脅威(Threats)
顧客の内容が、機会に相当するかと言うとそうでもないような気がしますし、自社については、今まで弱みは記述したことがありません。字数の関係なのですが、分析として必要なら挙げなくてはいけないのでしょう?
 各AIから共通した指摘は、具体性に欠けるといった内容です。確かにそうですが、字数制限を考えると現在の私のスキルでは、以上の内容が精一杯です。多くの問題を解くことにより、スキルを身に着けていきたいと思います。

[令和4年 事例Ⅱ 問題2]

第2問(配点20 点)
 B社は、X県から「地元事業者と協業し、第一次産業を再活性化させ、県の社会経済活動の促進にカを貸してほしい」という依頼を受け、B社の製造加工技術力を生かして新たな商品開発を行うことにした。商品コンセプトと販路を明確にして、100字以内で助言せよ。
《私の解答》
X市特産の四季それぞれの野菜、山の幸、海の幸などを食肉に混ぜ合わせ、または添えた食肉加工品またはお弁当などを、百貨店、道の駅、土産物店、ホテル、旅館などでお土産品または、贈答品として販売する。
《ChatGPTの解答》
X市特産の野菜、山の幸、海の幸を活用した食肉加工品や弁当を開発し、百貨店や道の駅、土産物店、ホテル、旅館でお土産や贈答品として販売する。地域資源を活かすことで差別化を図り、観光客・地元客双方の需要を取り込む。
《Geminiの解答》
地元食材とB社の加工技術を融合し、地域の食文化を体現する高級加工品を開発。道の駅、観光施設、ECで販売し、観光客や贈答需要を開拓する。
《Copilotの解答》
四季折々のX市特産野菜や山海の幸を食肉加工品に融合させた高付加価値商品を開発し、「地元素材との調和」を特徴とする。百貨店、道の駅、土産物店などで土産品・贈答品として販売することで地域ブランド力を活用する。
この手の問題で多いのが、季節性特産物というキーワードを使用することが多く、私、AIとも同じような解答となっています。Geminiだけですかね?季節性という用語を使用していないのは、言葉は微妙に違うのですが、ポーターの差別化集中戦略で攻めて正解といった感じでしょうか?
 やはり、ここでも、ポーターの差別化競争戦略を使用し記述するなら、差別化をするための源泉について記述してほしいという要望がありました。弁当って入れているのだけれど、これでは、不足なようです。

[令和4年 事例Ⅱ 問題3]

第3問(配点20 点)
 アフターコロナを見据えて、B社は直営の食肉小売店の販売力強化を図りたいと考えている。どのような施策をとればよいか、顧客ターゲットと品揃えの観点から100字以内で助言せよ
《私の解答》
新型コロナ感染症下において、料理の楽しさに目覚めた客、作りたての揚げ物を買い求めるきめ細かい顧客のニーズに対応した、途中工程までの調理済み商品や、作り立ての温かい食肉加工品を販売する。
《ChatGPTの解答》
コロナ禍で料理の楽しさに目覚めた消費者に向け、簡単調理可能な半加工品(例:下味済み肉、揚げるだけのカツ)を開発。また、作りたての温かい加工品を販売し、出来立てを求めるニーズに対応することで売上向上を図る。
《Geminiの解答》
ターゲットを、健康志向や時短ニーズを持つ共働き世帯に設定。高品質なミールキットや、簡便調理可能な加工品を充実させ、顧客体験を高める。
《Copilotの解答》
料理に興味を持つ顧客をターゲットに、直営店で作りたての惣菜や調理済みの食品を提供する。また、地元特産品を活用した限定商品を揃え、店舗内で調理デモンストレーションを実施して顧客満足度を向上させる。
ここでは、新型コロナ禍において、料理の楽しさに目覚めた客、作りたての揚げ物を買い求める客、途中工程までの調理済み商品に興味を示す客、などのブームを引き続き維持することに努めました。ChatGPTは私とほぼ同じですが、Gemini、Copilotコト消費に行ってしまっていますね?与件文では、コト消費について、直接触れていないのですが、「料理の楽しさに目覚めた客」というキーワードから持ってきたのだと思います。解答当時は気が付きませんでしたが、コト消費について解答に入れてもいいと思います。
 各AIともここでも具体性を求めています。特に商品の具体性だそうです。ちょっと、難しいですね?引き続き検討します。

[令和4年 事例Ⅱ 問題4]

第4問(配点40 点)
  B社社長は、新規事業として、最終消費者へのオンライン販売チャネル開拓に乗り出すつもりである。ただし、コロナ禍で試した大手ネットショッピングモールでの自 社単独の食肉販売がうまくいかなかった経験から、オンライン販売事業者との協業によって行うことを考えている。
 中小企業診断士に相談したところ、B社社長は日本政策金融公庫「消費者動向調査」(令和4年1月)を示された。これによると、家庭での食に関する家事で最も簡便化し たい工程は「献立の考案」(29.4%)、「調理」(19.8%)、「後片付け」(8.2%)、「食材の購入」(1O.7%)、「容器等のごみの処分」(8.5 %)、「盛り付け・配膳」(3.3%)、「特にない」(1O.3%)とのことであった。
 B社はどのようなオンライン販売事業者と協業すべきか、また、この際、協業が長期的に成功するためにB社はどのような提案を行うべきか、150字以内で助言せよ。  A社は今後の事業展開にあたり、どのような組織構造を構築すべきか、中小企業診断士として50 字以内で助言せよ。
《私の解答》
料理方法などを紹介しているサイトと協業し、同サイトで紹介した料理の食肉材料にあった加工済み製品を製造し、同サイトに広告を出稿することにより、消費者の簡便化したいと考えている工程を省略し売上増強を図る。この際、長期的に成功させるために、ポートフォリオを考慮し複数社とバランス良く協業する。
《ChatGPTの解答》
料理レシピサイトと協業し、同サイトで紹介されるレシピに適した加工済み食肉を製造・販売。サイト上で広告を出稿し、購入導線を確立することで、消費者の利便性を向上。さらに、特定のサイトに依存せず、和洋中など異なるジャンルのレシピサイトとバランスよく提携し、リスク分散を図る。中長期的には、消費者の購買データを活用し、新商品の開発や販路拡大につなげる。
《Geminiの解答》
レシピ動画サイトと協業し、動画で紹介する料理の食材セットを販売する。B社は、高品質な食肉と加工技術を提供し、サイトの集客力とB社の品質を相互に活用する。長期成功のため、顧客データを共有し、共同で商品開発や販促を行う。
《Copilotの解答》
調理レシピサイト運営者と協業し、紹介された料理に合わせた加工済み食肉セットを販売する。迅速な配送や利用者レビュー機能で信頼を確立。長期的成功には協業条件の透明化と双方のブランド価値向上を重視した提携戦略を提案する。
私の解答は、資源依存パースペクティブ的な考え方で、まとめています。レシピサイトなどのサイト提携という考え方、そして、販売の導線を確立する点は、私の解答も、AIの解答もほぼ同じ印象です。但し、Gemini、Copilotは、資源依存パースペクティブ的な考えは取り入れていないようです。しかし、ここでは入れるべきでしょう?
 ほかに気になるところは、AIは、問題にアンケート結果を一切使用していません。多分、本番では、各AIの解答では点数がかなり低くなると想定されます。AIの判定がいくらよくても、安心できないのはこんなところです。

[あとがき]

 一昨日、昨日と、各段落の見出しに一部誤りがありました。大変失礼をいたしました。先ほど修正しましたので、ご確認ください。

 では、また!

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