中小企業診断士 二次試験 事例Ⅳ 正味現在価値を求める考え方 [中小企業診断士2次試験]

 こんにちは
 EVE2です。

 昨日ブログを更新後、AIと会話を続けていたのですが、一部おかしい点に気づきました。それは、表の計算結果と、正味現在価値の求め方・・・。

[問題の再考察]

 表の計算結果は、計算力がないため、本日から、年末までExcelを使用します。ちょっと、違いすぎるとブログの記事にならないし、少なくても年末までは、どう考えたら解答を導くことができるのか、その手法の習得に集中したいためです。
 問題は、正味現在価値なのですが、その中でも、期首に発生する費用です。最初、1年、2年、3年、4年、5年と時系列に決算時と思われるタイミングでのキャッシュフローを考えていましたが、それだと、年初に発生する設備購入費用などは、本来の正味現在価値とは違う値になります。そのため、当初は、1年目を、正味現在価値を100%として計算していましたが、そうした場合、年末に入ってくるべき収入が無視されることになります。
 設備費用に加えて、運転資本も問題です。以下の数式で求めることができる運転資本は、その数式から類推される取引は、月単位で、順次製品を仕入、販売し、余ったモノは棚卸資産となっていきます。そのため、どう考えるのかというと、少なくても、購入が全て終わっている決算時ではないと想定されます。じゃ、いつかって言うことですが、年初かな?他にもっていきようがないもんね???

 運転資本 = 売上債権 + 棚卸資産 - 仕入債務

[考え方を整理]

 以上の考えに基づき、情報を整理すると以下の通りとなります。

■1万個販売した場合 [単位 万円]
項目 年初 1年目 2年目 3年目 4年目 5年目 合計
各年度のキャッシュフローの計算 - 3,320.00 3,320.00 3,320.00 3,320.00 3,320.00 16,600.00
運転資本のキャッシュフローの計算 △800.00 - - - - 800.00 0
設備投資と処分の額 △11,000.00 - - - - 770 △10,230.00
合計 △11,800.00 3,320.00 3,320.00 3,320.00 3,320.00 4,890.00 6,370.00
複利現価係数 1 0.93 0.86 0.79 0.74 0.68
正味現在価値 11,800.00 3,074.32 2,845.24 2,636.08 2,440.20 3,330.09 2,526
■5千個販売した場合 [単位 万円]
項目 年初 1年目 2年目 3年目 4年目 5年目 合計
各年度のキャッシュフローの計算 - 800 800 800 800 800 4,000
運転資本のキャッシュフローの計算 △400円 - - - - 400円 0
設備投資と処分の額 △11,000 - - - - 770 △10,230
合計 △11,400 800 800 800 800 1,970 △6,230
複利現価係数 1 0.93 0.86 0.79 0.74 0.68
正味現在価値 △11,400.00 740.80 685.60 635.20 588.00 1,341.57 △7,409

[あとがき]

 考えれば、考えるほどわけが分からなくなる、事例Ⅳの問題・・・。しかも、見る解答により答え違うし、AIも解答そろわないしね・・・。
 設備投資は、複利現価係数は、100%で問題ないようですが、運転資本の扱いについては、まちまちです。そして、ある予備校の解答を見ると、利益の合計がマイナスだけれど、法人税について計算している予備校もあります。
 法人税がマイナスにも関わらず計算している理由としては、タックスシードも正味現在価値に含めたいのかもしれませんね???ここでいっている、タックスシードとは、本来支払うべき、30%の税金を支払っていないから、タックスシードとして扱われるという考え方になるそうです。本番では時間がないから、計算しちゃいそうですが、心理的余裕があったら、考察した結果に基づき、解答したいと思います。

 では、また!!!

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