EVE2です。

本日も、令和5年 中小企業診断士 二次試験 事例Ⅳについて考察していくのですが、さすがに長すぎます。必要な情報をいつ書いたのか探すのに苦労しています。ブログと言いながら、見にくい、分かり難いなどの部分については、最初は自分なりの解答方法を見つけ出すための作業ですので、ご容赦ください。では、本日は、与件文の分解したものと問題からみていきましょう!
[昨日のおさらい]
以下が、以前、与件文を分解したものです。その下に、本日解答予定の問題です。
- 1.新製品の製造・販売に関するデータ
- ・新製品の販売価格は1万円
-
- 初年度年間販売量は、
- ・0.7の確率で10,000個
- ・0.3の確率で5,000個
- ・同製品に対する需要は5年間
- ・2年度から5年度の年間販売量は、初年度の実績販売量と同数
- ・単位当たり変動費は0.4 万円
- ・毎年度の現金支出を伴う年間固定費は2,200万円
- ・減価償却費については、次の「2.設備投資に関するデータ」に基づいて計算
- ・運転資本は、5 年度末に全額回収
- → 5 年度末の残高は「なし」
- ・初年度期首における正味運転資本はない。
- 2.設備投資に関するデータ
- ・設備投資額は11,000万円
- → 初年度期首に支出
- ・減価償却は、耐用年数5年 残存価額をゼロとする定額法
- 3.法人税等、キャッシュフロー、割引率に関するデータ
- ・法人税等の税率は30%
- ・D社は将来にわたって黒字を確保することが見込まれている。
- ・初期投資以外のキャッシュフローは年度末に生じる
- ・本プロジェクトでは、最低要求収益率は8%と想定 → 割引率
- ・利子率8%の複利現価係数と年金現価係数は次のとおりであり、割引計算にはこの係数を適用する。
年間販売量が(1)10,000個の場合と、(2)5,000個の場合の正味現在価値を求めよ。(1)については、計算過程も示すこと。そのうえで、(3)当該設備投資の正味現在価値の期待値を計算し、投資の可否について、カッコ内の「ある」か「ない」に〇を付して答えよ。
以上の問題に対して、以下の流れでアプローチをしていて、昨日は、問題の意味を正確に理解するというところまで実施してます。
- 問題の制限事項の特定
- 論点の特定
- 単語を抜き出す
- 単語の意味を正確に理解する
- 問題の意味を正確に理解する
- 該当数値の抽出
- 手法の特徴を理解→メリット、デメリットを理解する
- 与件文と問題から妥当性を評価する(与件文とリンクし解答)
- 望ましい処理の案出
- 解答の型を知り、型どおりに解答を記述する → 計算は早く正確に!
[問題の考察]
以上の考察から本日は、該当数値を抜き出していきます。
該当の数値とは、以下の式で利用できる、5年間の数値となります。では、早速問題から該当する数値を抜き出していきましょう!
- 当該年のキャッシュフロー
- 1~5年のキャッシュ
- 資本コスト
- 8%
- 当該年
- 1~5年の各年数
- 初期投資額
- 11,000万円
- 年金現価係数
- 3.993
以上で必要な数値をすべて抜き出しました。まだ、分かっていないのは、各年のキャッシュです。問題文には、初年度と2~5年は同じとあるので、1年の正味現在価値を求め、それを5年分合算し、そこから投資した額を減じれば、解答を得ることができそうです。
なお、解答のプロセスの、「手法の特徴を理解→メリット、デメリットを理解する」。「与件文と問題から妥当性を評価する(与件文とリンクし解答)」、「望ましい処理の案出」、「解答の型を知り、型どおりに解答を記述する → 計算は早く正確に!」は、この問題は計算し求めるだけなので、省略します。
[解答]
まずは、キャッシュから求めていきましょう。(1)は、10,000販売した場合の、キャッシュになります。確率が0.7とかありますが、この問題では無視していいでしょう。販売価格は、1万円とあり、それが10,000個売れるので、以下の式により、初年度のキャッシュフローを求めることができます。
以上の解を、公式に当てはめ(1)を解答してきます。ます。なお、キャッシュフローは、問題文から、初年度と2~5年は同じとあるので、問題に従います。
次に、(2)ですが、5,000販売した場合の正味現在価値を求めます。その前に、初年度のキャッシュフローを求めましょう。
[あとがき]
以上の解答は間違いです。以上は、売上の正味現在価値しか求めておらず、問題が求めている、正味現在価値ではないそうです。
必要な数値を抜き出し、それを公式に当てはめて解答すれば、それが正解になると思っていたのですが・・・?簡単に正しい解答の流れを整理すると、各年度のキャッシュフローを求めた上で、そのキャッシュフローから、年金現価係数、複利現価係数を用いて、現在価値に割り引いたものを合計し解答するという流れになるそうです
以上については、Geminiに確認したのと同時に、Studyingの解答も同じでした。かなり複雑ですね?毎年、図を書きながら段階を踏めばできそうですが、かなりの時間を要しそうです。これ、1年後60点以上取ることができるのでしょうか?1次でさえ苦労しているのに???100点は夢また夢のような気持です。
ただ、これが解答を求める型となるのでしょう?このような型を問題を解きながら覚えてゆけば、夢が実現するかもしれません。
では、明日は、正しいプロセスで、再度この問題に挑戦します。
では、また!
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