令和4年 中小企業診断士 二次試験 事例Ⅳ 型分析2 [中小企業診断士2次試験]

 こんにちは
 EVE2です。

 そろそろ、難読化ツール完成させたいのですが・・・。JavaScriptの難読化は、ChatGPTからの提案を取り入れて、使ったこともない、再帰関数をつかったりして、ちょっと、システムの最適化に今現在も苦戦しています。処理が簡単になるようなクラスまたは関数を作った後なら、スピーディーに作ることができるのですが、その便利なクラス、関数を現在作っているから大変なのです。今週末には、難読化ツールが完成し、掲示板システムがリリースできそう、またはリリースできたと報告できれば嬉しいのですが・・・。
 朝一のプログラム開発は、頭もボケボケで、遅々と進まないので、午後がんばりたいと思います。
 では、早速、型の分析手法について調べていきます。

[第2問]

 第2問では、以下の様な分析手法を使用します。

  • 線形計画法
  • 限界利益分析
  • 制約条件下の意思決定
  • セールスミックス分析

 では、早速、どんな分析手法なのか調べていきましょう!

【線形計画法】
🔹概要
線形計画法は、一次式で表される制約条件のもとで、目的関数の最大化または最小化を行う最適化手法です。 「限られた資源をどう配分すれば、利益を最大化できるか」「コストを最小化できるか」といった問いに対して、数学的に最適解を導きます。
🔹代表的な指標
・目的関数
・営制約条件
🔹活用場面
・製造・生産管理
・輸送・ロジスティクス
・人員配置・スケジューリング
・マーケティング・広告
・農業・食品
【限界利益分析】
🔹概要
限界利益(Contribution Margin)とは、売上高から変動費を差し引いた利益のことです。製品やサービスが企業にどれだけの利益貢献をしているかを測る指標であり、固定費を回収し、利益を生み出す源泉となります。

限界利益 = 売上高 −変動費
🔹目的
・損益分岐点の把握
・製品別の収益性評価
・セールスミックス最適化
・経営資源の配分
🔹代表的な指標
・限界利益率
・限界利益人員比
・限界利益時間比
🔹活用場面
・製品戦略
・営業戦略
・生産計画
・投資判断
・原価管理
【制約条件下の意思決定】
🔹概要
限られた資源(時間・予算・人員・材料など)の中で、最大の成果(利益・効率・満足度など)を得るための選択を行う意思決定プロセスです。 → 特に線形計画法や限界利益分析と組み合わせて使われます。
🔹目的
・資源の最適配分
・利益最大化
・機会損失の回避
・意思決定の合理化
🔹代表的な指標
・限界利益/制約単位
・資源消費率
・機会利益
・貢献度比率
🔹活用場面
・製品ミックス
・設備投資判断
・人員配置
・プロジェクト選定
・サプライチェーン
【セールスミックス分析の概要】
🔹概要
複数の製品・サービスを扱う企業が、どの製品をどれだけ販売すれば全体の利益が最大化されるかを分析する手法。製品ごとの収益性や資源消費量を踏まえ、最適な販売構成(ミックス)を導きます。
🔹目的
・利益最大化
・資源の最適配分
・製品戦略の立案
・意思決定の合理化
🔹代表的な指標
・限界利益
・限界利益率
・限界利益/制約単位
・セールスミックス比率
🔹活用場面
・生産計画
・営業戦略
・資源配分
・製品ポートフォリオ
・投資判断

[第3問 設問1]

 第3問では、以下の様な分析手法を使用します。

  • 設問1 比較原価分析
  • 設問2 回収期間法
  • 設問3 正味現在価値法
【比較原価分析】
🔹概要
複数の代替案に対して、それぞれの発生原価・利益・キャッシュフローなどを比較し、最も経済的に有利な選択肢を導く分析手法。 → 「どちらが安いか」だけでなく、「どちらが利益貢献度が高いか」「どちらがリスクが低いか」まで含めて評価します。
🔹目的
・経済的合理性の判断
・意思決定の根拠提供
・機会損失の回避
・外注 vs 内製の判断
🔹代表的な指標
・単位原価比較
・総原価比較
・限界原価比較
・機会原価
🔹活用場面
・外注 vs 内製
・設備投資判断
・購入 vs 自作
・サービス選定
・キャッシュフロー評価
【回収期間法】
🔹概要
投資によって得られるキャッシュフローを用いて、初期投資額を回収するまでに要する期間(年数)を算出する手法。 → 投資の「資金回収スピード」を評価することで、リスクや流動性の観点から意思決定を支援します。
🔹目的
・投資回収スピードの把握
・リスク評価
・資金繰り判断
・投資案の比較
🔹代表的な指標
・回収期間(年)
・年間キャッシュフロー
・累積キャッシュフロー
🔹活用場面
・設備投資判断
・新規事業評価
・資金繰り計画
・リスク管理
【正味現在価値法(NPV法)】
🔹概要
将来得られるキャッシュフローを現在価値に割り引き、初期投資額を差し引いた純利益価値(=正味現在価値)を算出する手法。 → 投資案が「現在の価値でどれだけの利益を生むか」を評価します。
🔹目的
・投資の経済的価値を評価
・時間価値を考慮
・投資案の採否判断
・複数案の比較
🔹代表的な指標
・割引率(r)
・キャッシュフロー(CF)
・初期投資額(I)
・割引係数(I)
🔹活用場面
・設備投資判断
・新規事業評価
・M&A判断
・資本予算編成
・財務戦略

 回収期間法、正味現在価値法については、すでに勉強済みですが、興味があったので、あらためて、Copilotに聞いてみました。

[第3問 設問1]

 第4問では、以下の様な分析手法を使用します。

  • 設問1 財務リスク分析
  • 設問2 感度分析
  • 設問3 リスクマネジメント戦略
【財務リスク分析の概要】
🔹概要
企業が直面する財務的な不確実性や損失可能性を、財務諸表や資金計画をもとに評価・管理する手法。 → 借入依存度、資金流動性、利益変動性などを分析し、倒産・資金ショート・信用低下のリスクを予防します。
🔹目的
・資金繰りの安定性評価
・借入依存度の評価
・利益変動リスクの把握
・投資判断の安全性検証
🔹代表的な指標
・流動比率
・自己資本比率
・財務レバレッジ
・インタレスト・カバレッジ・レシオ
・キャッシュフロー比率
🔹活用場面
・資金繰り管理
・借入判断
・設備投資判断
・新規事業評価
・企業格付け
【感度分析】
🔹概要
ある意思決定モデル(利益、NPV、回収期間など)において、主要な変数(価格、数量、コスト、割引率など)を変化させたときに結果がどう変動するかを分析する手法。 → 不確実性の高い要素に対する「結果の頑健性(sensitivity)」を評価します。
🔹目的
・損失の最小化
・経営の安定化
・意思決定の質向上
・ステークホルダー信頼の確保
🔹代表的な指標
・リスク回避
・リスク低減
・リスク移転
・リスク受容
🔹活用場面
・投資判断
・新規事業評価
・原価管理
・資金繰り計画
・経営戦略
【リスクマネジメント戦略】
🔹概事業活動に伴うリスク(財務・業務・法務・市場など)を特定・評価・対応・監視する一連のプロセス。 → リスクを「回避・低減・移転・受容」するための戦略的意思決定を含みます。
🔹目的
・不確実性の影響評価
・リスク管理
・意思決定の頑健性検証
・シナリオ設計
🔹代表的な指標
・NPV分析
・回収期間法
・限界利益分析
・セールスミックス分析
🔹活用場面
・新規事業
・設備投資
・調達戦略
・財務戦略
・契約管理

[あとがき]

 いろいろな分析手法があることに驚きます。多分これから、過去10年の問題をといていくうちに、これプラスこの数倍の分析手法を全部覚えることになると思います。できますかね?まっ、やってできないことはない、そう思いましょう!では、明日からは問題を解答していきます。

 では、また!!!

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