令和3年 中小企業診断士 二次試験 事例Ⅳ 解答1 [中小企業診断士2次試験]

 こんにちは
 EVE2です。

 つい最近のブログで、日銀が金利を上げることに対して、なんで、こんなことをしているのかわからないと疑問をつぶやきましたが、理由が分かりました。
 今後の政府、政府は、以下の過程を踏んで景気を浮揚させようとしています。

  1. 財政出動し景気を浮揚する
  2. 所得が増える
  3. 税収が増える
  4. プライマリバランスを正常な状態にする
  5. 金利を上げる

 以上はメインシナリオなのですが、そのシナリオを実現するには問題があります。それは、円安です。
 円安は、現在の日本の状況では以下のような要因で発生します。

  • 財政赤字・国債依存
  • 国債市場の不安定化
  • 産業競争力の低下
  • 人口減少・高齢化
  • 政策の不整合

 現在の日本は以上5つのうち、少なくとも3つが当てはまります。しかも、メインシナリオでは、財政出動をしようとしていて、財政赤字を拡大させ、国債を発行する可能性があります。それに伴い、円安を加速させる可能性があります。
 その抑止のために、日銀は金利を上げざるを得ない状況にあると考えられます。しかし、金利を上げることは、財政出動の効果を減少させる効果があり、急激に、しかも、永遠と行うことはできません。金利が上げること以外には、為替介入もありますが、資金も限界があります。かなりかじ取りが難しい状況だとわかります。
 これで、また、一つ疑問が解消されました。これからも、政府、日銀の政策のなぜを見ていきたいと思います。
 では、本日は、令和3年 中小企業診断士 二次試験 事例Ⅳを解答していきます。

[解答]

 では、表を作り、効率性、収益性、安全性について調べていきます。

指標 計算式 当社 他社
収益性 売上高総利益率 総利益÷売上高×100 27.78 25.76
売上高営業利益率 営業利益÷売上高×100 0.32 2.01
売上高経常利益率 経常利益÷売上高×100 0.05 0.2
売上高販管費率 販売費÷売上高×100 27.46 23.75
売上高当期純利益率 当期純利益÷売上高×100 0.28 1.18
効率性 総資本回転率 売上高÷総資本 2.42 1.65
売上債権回転率 売上高÷売上債権 26.88 69.21
棚卸資産回転率 売上高÷棚卸資産 25.79 21.04
有形固定資産回転率 売上高÷有形固定資産 4.56 3.65
安全性 短期 流動比率 流動資産÷流動負債×100 128.46 164.49
当座比率 当座資産÷流動負債×100 65.45 29.95
長期 固定比率 固定資産÷純資産(自己資本)×100 340.88 94.67
固定長期適合率 固定資産/(純資産(自己資本)+固定負債) 90.42 85.76
資本構造 負債比率 負債÷自己資本 403.82 34.75
自己資本比率 自己資本(純資産)÷総資本×100 19.85 74.21

[あとがき]

 この計算思った以上に大変ですよね?本日は、ここまでとします。
 今回一応必要とされる全てを計算しましたが、後追いですが、与件文から当該数値を特定できたか考察した上で解答し、答え合わせに入りたいと思います。なお、今回生産性については、付加価値額が提示されていないため計算していません。付加価値額については、計算し求める事も可能ですが、通常は、効率性、収益性、安全性だけでいいようです。
 なお、冒頭の、日銀政策は、私が調べた結果で、私の思い込みです。正解ではない可能性があることはご承知下さい。

 では、また!

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