こんにちは!
EVE2です。
EVE2です。

それでは、本日は、中小企業診断士2次試験 令和4年 事例Ⅱの与件文の分解をし、問題に対する解答までしたいと思います。
[令和4年 事例Ⅱ]
⓪以前のB社の現状
《強み》
・1955年、B 社はこの地で牛肉、豚肉、鶏肉、肉の端材を使った揚げたてコロッケ、総菜を販売する食肉小売店を開業
・当時の食肉消費拡大の波に乗って順調に売り上げを伸ばした
・1960 年代に入ると、食肉小売事業に加え、地域の百貨店や近隣のスーパーなどの大型小売業へ食肉を納入する事業を手がける
・百貨店やスーパーを取引先としてきたこともあって、B 社の商品はクオリティの高さに定評
・仕入れ元からのB 社に対する信頼も厚く、良い食肉を仕入れられる体制が整っている
・B 社は、百貨店向けには贈答用を含めた最高級品質の食肉や食肉加工品の販売を行う
・直営の食肉小売店では対面接客による買物客のニーズに合わせた販売を行う
・スーパー向けには食卓で日常使いしやすいカット肉やスライス肉などの販売
・さまざまな食肉の消費機会に対応できる事業者である。
・大型小売業の成長とともにB社も成長
<1990年以降>
・自社工場を新設し、食肉加工品製造も行えるようにした。
・高い技術力を有する職人をB 社に招き入れる
→B 社は最高級のハムやソーセージ、ローストビーフなどの食肉加工品を自社ブランドで開発できるようになった。
・良質でおいしい食肉加工品を製造できる体制を整えた
・単品販売もできる
・詰め合わせれば贈答品
・食肉加工品は直営小売店や高速道路の土産物店販売
・道の駅などで販売
・取引先のニーズに応じて、相手先ブランドでの食肉加工品製造を請け負うことも可能になった。
・取引先へのコンサルテーションも手がける
・B 社は自社工場という加工の場をもつことによって、個々の顧客の要望に応じた納品が可能
┣ホテル・旅館や飲食店との取引の場合、販売先の調理の都合に合わせた形状のカット
┣指定された個数でのパッキング
┗途中工程までの調理済み商品が求められる
→顧客ニーズにきめ細かく合わせることが必要となってきた。
→最近では、飲食店に対してメニュー提案を行ったり、その半加工を請け負ったりすることも増えている。
《脅威》
・1980 年代後半以降、スーパーは大手食肉卸売業者と取引を行うようになった
・B 社社長は、直営の食肉小売店での販売と百貨店やスーパーを主要取引先とする商売を続けていくことに危機
《弱み》
・B 社からスーパーへの納入量は徐々に減少していった
・自社工場設立以前、B 社は食肉販売を主な事業としていたため、取り扱う商品は標準的なカットやスライスを施した食肉であり、高度な加工を必要としなかった。
《機会》
・県内や隣接県のホテル・旅館、飲食店などに活路を見出した(1990年)
①顧客の現状
・食肉加工品は直営小売店や高速道路の土産物店販売
・道の駅
・ホテル・旅館や飲食店との取引
②競合の現状
・スーパーは大手食肉卸売業者と取引(1980年代)
・東京オリンピック・パラリンピックのために積み増した冷凍在庫をさばくため、B 社は大手ネットショッピングモールに出店
→ コロナ禍で同じことを考えた食肉販売業者は多く、B 社紹介ページはネット上で埋もれ、消費者の目にはほとんど留まらない
③B社の現状
<1990年以降>
・自社工場を新設し、食肉加工品製造も行えるようにした。
・高い技術力を有する職人をB 社に招き入れる
→B 社は最高級のハムやソーセージ、ローストビーフなどの食肉加工品を自社ブランドで開発できるようになった。
・良質でおいしい食肉加工品を製造できる体制を整えた
・コロナ禍の巣ごもり需要拡大の影響で、開業以来、とくに何の手も打って来なかった食肉小売店での販売だけが急上昇した。
┣料理の楽しさに目覚めた客
┗作りたての揚げ物を買い求める客
→食肉専門店の魅力に気づいて足を運ぶようになった結果だった。
・B社社長は高齢のため、同社専務を務める息子がまもなく事業を承継する予定だ。
・B 社はこのところ卸売事業を主軸としてきた。
→中小企業診断士との対話を重ねていくうち、B 社社長は自社の売り上げが他社の動向に左右されていることに気づいた。
・今後はB 社自身が最終消費者と直接結びつく事業領域を強化すべきであると納得
・B社は資本金3,000 万円
・従業者数は45 名(うちパート従業員21 名)
・食肉と食肉加工品の製造・販売を行う事業者
・現在の事業所は本社、工場、直営小売店1 店舗
・2021 年度の販売額は約9 億円で、取扱商品は牛肉・豚肉・鶏肉・食肉加工品である。
・B社はX県の大都市近郊に立地
・高速道路のインターチェンジからも近い
・車の利便性は良いエリア
・B 社の周辺には、大規模な田畑を所有する古くからの住民もいる
・工業団地がある → 現役世代が家族で居住する集合住宅も多い
・B 社の売上構成比は、卸売事業が9 割、直営小売事業が1 割
・折からのインバウンド需要の拡大を受け、ホテル・旅館との取引は絶好調
・加えて2020 年夏には東京オリンピック・パラリンピックを控え、B 社はさらなる飛躍を期待し、冷凍在庫も積み増していた。
《強み》
・単品販売もできる
・詰め合わせれば贈答品
・食肉加工品は直営小売店や高速道路の土産物店販売
・道の駅などで販売
・取引先のニーズに応じて、相手先ブランドでの食肉加工品製造を請け負うことも可能になった。
・取引先へのコンサルテーションも手がける
・B 社は自社工場という加工の場をもつことによって、個々の顧客の要望に応じた納品が可能
┣ホテル・旅館や飲食店との取引の場合、販売先の調理の都合に合わせた形状のカット
┣指定された個数でのパッキング
┗途中工程までの調理済み商品が求められる
→顧客ニーズにきめ細かく合わせることが必要となってきた。
→最近では、飲食店に対してメニュー提案を行ったり、その半加工を請け負ったりすることも増えている。
《弱み》
コロナ禍で同じことを考えた食肉販売業者は多く、B 社紹介ページはネット上で埋もれ、消費者の目にはほとんど留まらない
《脅威》
・国内での新型コロナウイルス感染症の発生
→ホテル・旅館や飲食店などを主要取引先とするB 社の経営は大打撃
・B社の2020 年度の売り上げは、2019 年度のおよそ半分となった。
→2021 年度の売り上げも2020 年度から多少回復がみられる程度だ。
・B社社長はこの2年以上、コロナ禍で長期にわたって取引が激減しているホテル・旅館や、続々と閉店する飲食店を目の当たりにしてきた。
→事業者がすぐにコロナ前の水準で取引してくれるようになるとはとても思えずにいる。
《機会》
・B社の周囲5 km 圏内には広大な駐車場を構える全国チェーンのスーパーが3 店舗あり、食肉も取り扱っているが、いずれもB 社との取引関係はない
・東京オリンピック・パラリンピックのために積み増した冷凍在庫をさばくため、B 社は大手ネットショッピングモールに出店
③1)B社の環境(X市、立地条権等)
・B社はX県の大都市近郊に立地
・高速道路のインターチェンジからも近い
・車の利便性は良いエリア
・B 社の周辺には、大規模な田畑を所有する古くからの住民もいる
・工業団地がある → 現役世代が家族で居住する集合住宅も多い
③2)直営店の現状
・現在の事業所は本社、工場、直営小売店1 店舗
・直営の食肉小売店では対面接客による買物客のニーズに合わせた販売を行う
・食肉加工品は直営小売店や高速道路の土産物店販売
・B 社社長は、直営の食肉小売店での販売と百貨店やスーパーを主要取引先とする商売を続けていくことに危機
④X市の現状
・B 社のあるX 県は、都市部と自然豊かな場所がともに存在し、高速道路で行き来できる
・野菜・果物・畜産などの農業、漁業、機械や食品などの工業、大型ショッピングセンターなどの商業、観光サービス業がバランスよく発展
・山の幸、海の幸の特産品にも恵まれ、大規模な集客施設もある
・四季それぞれに見どころのある観光エリアもあり、新たな取引先探しには事欠かなかった
⑤X市の将来の展望
・野菜・果物・畜産などの農業、漁業、機械や食品などの工業、大型ショッピングセンターなどの商業、観光サービス業がバランスよく発展
・山の幸、海の幸の特産品にも恵まれ、大規模な集客施設もある
・四季それぞれに見どころのある観光エリアもあり、新たな取引先探しには事欠かなかった
⑥アフターコロナの経営を現状から考察する
・取引先のニーズに応じて、相手先ブランドでの食肉加工品製造を請け負うことも可能になった。
・取引先へのコンサルテーションも手がける
・B 社は自社工場という加工の場をもつことによって、個々の顧客の要望に応じた納品が可能
┣ホテル・旅館や飲食店との取引の場合、販売先の調理の都合に合わせた形状のカット
┣指定された個数でのパッキング
┗途中工程までの調理済み商品が求められる
→顧客ニーズにきめ細かく合わせることが必要となってきた。
→最近では、飲食店に対してメニュー提案を行ったり、その半加工を請け負ったりすることも増えている。
・今後はB 社自身が最終消費者と直接結びつく事業領域を強化すべきであると納得
・コロナ禍の巣ごもり需要拡大の影響で、開業以来、とくに何の手も打って来なかった食肉小売店での販売だけが急上昇した。
┣料理の楽しさに目覚めた客
┗作りたての揚げ物を買い求める客
《強み》
・1955年、B 社はこの地で牛肉、豚肉、鶏肉、肉の端材を使った揚げたてコロッケ、総菜を販売する食肉小売店を開業
・当時の食肉消費拡大の波に乗って順調に売り上げを伸ばした
・1960 年代に入ると、食肉小売事業に加え、地域の百貨店や近隣のスーパーなどの大型小売業へ食肉を納入する事業を手がける
・百貨店やスーパーを取引先としてきたこともあって、B 社の商品はクオリティの高さに定評
・仕入れ元からのB 社に対する信頼も厚く、良い食肉を仕入れられる体制が整っている
・B 社は、百貨店向けには贈答用を含めた最高級品質の食肉や食肉加工品の販売を行う
・直営の食肉小売店では対面接客による買物客のニーズに合わせた販売を行う
・スーパー向けには食卓で日常使いしやすいカット肉やスライス肉などの販売
・さまざまな食肉の消費機会に対応できる事業者である。
・大型小売業の成長とともにB社も成長
<1990年以降>
・自社工場を新設し、食肉加工品製造も行えるようにした。
・高い技術力を有する職人をB 社に招き入れる
→B 社は最高級のハムやソーセージ、ローストビーフなどの食肉加工品を自社ブランドで開発できるようになった。
・良質でおいしい食肉加工品を製造できる体制を整えた
・単品販売もできる
・詰め合わせれば贈答品
・食肉加工品は直営小売店や高速道路の土産物店販売
・道の駅などで販売
・取引先のニーズに応じて、相手先ブランドでの食肉加工品製造を請け負うことも可能になった。
・取引先へのコンサルテーションも手がける
・B 社は自社工場という加工の場をもつことによって、個々の顧客の要望に応じた納品が可能
┣ホテル・旅館や飲食店との取引の場合、販売先の調理の都合に合わせた形状のカット
┣指定された個数でのパッキング
┗途中工程までの調理済み商品が求められる
→顧客ニーズにきめ細かく合わせることが必要となってきた。
→最近では、飲食店に対してメニュー提案を行ったり、その半加工を請け負ったりすることも増えている。
《脅威》
・1980 年代後半以降、スーパーは大手食肉卸売業者と取引を行うようになった
・B 社社長は、直営の食肉小売店での販売と百貨店やスーパーを主要取引先とする商売を続けていくことに危機
《弱み》
・B 社からスーパーへの納入量は徐々に減少していった
・自社工場設立以前、B 社は食肉販売を主な事業としていたため、取り扱う商品は標準的なカットやスライスを施した食肉であり、高度な加工を必要としなかった。
《機会》
・県内や隣接県のホテル・旅館、飲食店などに活路を見出した(1990年)
①顧客の現状
・食肉加工品は直営小売店や高速道路の土産物店販売
・道の駅
・ホテル・旅館や飲食店との取引
②競合の現状
・スーパーは大手食肉卸売業者と取引(1980年代)
・東京オリンピック・パラリンピックのために積み増した冷凍在庫をさばくため、B 社は大手ネットショッピングモールに出店
→ コロナ禍で同じことを考えた食肉販売業者は多く、B 社紹介ページはネット上で埋もれ、消費者の目にはほとんど留まらない
③B社の現状
<1990年以降>
・自社工場を新設し、食肉加工品製造も行えるようにした。
・高い技術力を有する職人をB 社に招き入れる
→B 社は最高級のハムやソーセージ、ローストビーフなどの食肉加工品を自社ブランドで開発できるようになった。
・良質でおいしい食肉加工品を製造できる体制を整えた
・コロナ禍の巣ごもり需要拡大の影響で、開業以来、とくに何の手も打って来なかった食肉小売店での販売だけが急上昇した。
┣料理の楽しさに目覚めた客
┗作りたての揚げ物を買い求める客
→食肉専門店の魅力に気づいて足を運ぶようになった結果だった。
・B社社長は高齢のため、同社専務を務める息子がまもなく事業を承継する予定だ。
・B 社はこのところ卸売事業を主軸としてきた。
→中小企業診断士との対話を重ねていくうち、B 社社長は自社の売り上げが他社の動向に左右されていることに気づいた。
・今後はB 社自身が最終消費者と直接結びつく事業領域を強化すべきであると納得
・B社は資本金3,000 万円
・従業者数は45 名(うちパート従業員21 名)
・食肉と食肉加工品の製造・販売を行う事業者
・現在の事業所は本社、工場、直営小売店1 店舗
・2021 年度の販売額は約9 億円で、取扱商品は牛肉・豚肉・鶏肉・食肉加工品である。
・B社はX県の大都市近郊に立地
・高速道路のインターチェンジからも近い
・車の利便性は良いエリア
・B 社の周辺には、大規模な田畑を所有する古くからの住民もいる
・工業団地がある → 現役世代が家族で居住する集合住宅も多い
・B 社の売上構成比は、卸売事業が9 割、直営小売事業が1 割
・折からのインバウンド需要の拡大を受け、ホテル・旅館との取引は絶好調
・加えて2020 年夏には東京オリンピック・パラリンピックを控え、B 社はさらなる飛躍を期待し、冷凍在庫も積み増していた。
《強み》
・単品販売もできる
・詰め合わせれば贈答品
・食肉加工品は直営小売店や高速道路の土産物店販売
・道の駅などで販売
・取引先のニーズに応じて、相手先ブランドでの食肉加工品製造を請け負うことも可能になった。
・取引先へのコンサルテーションも手がける
・B 社は自社工場という加工の場をもつことによって、個々の顧客の要望に応じた納品が可能
┣ホテル・旅館や飲食店との取引の場合、販売先の調理の都合に合わせた形状のカット
┣指定された個数でのパッキング
┗途中工程までの調理済み商品が求められる
→顧客ニーズにきめ細かく合わせることが必要となってきた。
→最近では、飲食店に対してメニュー提案を行ったり、その半加工を請け負ったりすることも増えている。
《弱み》
コロナ禍で同じことを考えた食肉販売業者は多く、B 社紹介ページはネット上で埋もれ、消費者の目にはほとんど留まらない
《脅威》
・国内での新型コロナウイルス感染症の発生
→ホテル・旅館や飲食店などを主要取引先とするB 社の経営は大打撃
・B社の2020 年度の売り上げは、2019 年度のおよそ半分となった。
→2021 年度の売り上げも2020 年度から多少回復がみられる程度だ。
・B社社長はこの2年以上、コロナ禍で長期にわたって取引が激減しているホテル・旅館や、続々と閉店する飲食店を目の当たりにしてきた。
→事業者がすぐにコロナ前の水準で取引してくれるようになるとはとても思えずにいる。
《機会》
・B社の周囲5 km 圏内には広大な駐車場を構える全国チェーンのスーパーが3 店舗あり、食肉も取り扱っているが、いずれもB 社との取引関係はない
・東京オリンピック・パラリンピックのために積み増した冷凍在庫をさばくため、B 社は大手ネットショッピングモールに出店
③1)B社の環境(X市、立地条権等)
・B社はX県の大都市近郊に立地
・高速道路のインターチェンジからも近い
・車の利便性は良いエリア
・B 社の周辺には、大規模な田畑を所有する古くからの住民もいる
・工業団地がある → 現役世代が家族で居住する集合住宅も多い
③2)直営店の現状
・現在の事業所は本社、工場、直営小売店1 店舗
・直営の食肉小売店では対面接客による買物客のニーズに合わせた販売を行う
・食肉加工品は直営小売店や高速道路の土産物店販売
・B 社社長は、直営の食肉小売店での販売と百貨店やスーパーを主要取引先とする商売を続けていくことに危機
④X市の現状
・B 社のあるX 県は、都市部と自然豊かな場所がともに存在し、高速道路で行き来できる
・野菜・果物・畜産などの農業、漁業、機械や食品などの工業、大型ショッピングセンターなどの商業、観光サービス業がバランスよく発展
・山の幸、海の幸の特産品にも恵まれ、大規模な集客施設もある
・四季それぞれに見どころのある観光エリアもあり、新たな取引先探しには事欠かなかった
⑤X市の将来の展望
・野菜・果物・畜産などの農業、漁業、機械や食品などの工業、大型ショッピングセンターなどの商業、観光サービス業がバランスよく発展
・山の幸、海の幸の特産品にも恵まれ、大規模な集客施設もある
・四季それぞれに見どころのある観光エリアもあり、新たな取引先探しには事欠かなかった
⑥アフターコロナの経営を現状から考察する
・取引先のニーズに応じて、相手先ブランドでの食肉加工品製造を請け負うことも可能になった。
・取引先へのコンサルテーションも手がける
・B 社は自社工場という加工の場をもつことによって、個々の顧客の要望に応じた納品が可能
┣ホテル・旅館や飲食店との取引の場合、販売先の調理の都合に合わせた形状のカット
┣指定された個数でのパッキング
┗途中工程までの調理済み商品が求められる
→顧客ニーズにきめ細かく合わせることが必要となってきた。
→最近では、飲食店に対してメニュー提案を行ったり、その半加工を請け負ったりすることも増えている。
・今後はB 社自身が最終消費者と直接結びつく事業領域を強化すべきであると納得
・コロナ禍の巣ごもり需要拡大の影響で、開業以来、とくに何の手も打って来なかった食肉小売店での販売だけが急上昇した。
┣料理の楽しさに目覚めた客
┗作りたての揚げ物を買い求める客
[3C分析]
与件文については、以上のように分解しました。では、これから解答をしていくのですが、その前に、3C分析について、2025年3月14日に勉強しているので、復習しておきましょう。当該ページにつきましては、下記に記しているので、ご確認ください。今回は、SWOT分析と3C分析を比較し、以下の点を気をつけながら、顧客、競合、自社にまとめていきます。
3C分析の要素 | SWOT分析の要素 |
Company(自社) | 強み(Strengths) & 弱み(Weaknesses) |
Customer(顧客・市場) | 機会(Opportunities) |
Competitor(競合) | 脅威(Threats) |
[解答]
では、早速解答していきましょう!
第I問(配点30点)
B社の現状について、3C (Customer 顧客、Competitor 競合、Company:自社)分析の観点から150字以内で述べよ。
B社の現状について、3C (Customer 顧客、Competitor 競合、Company:自社)分析の観点から150字以内で述べよ。
《解答》
顧客は直営スーパー、小売店、土産物店、道の駅、ホテル、旅館、飲食店など多岐に渡り偏りがない。競合はスーパーなどの場合は大手食肉卸業者で、ネット販売では、日本全国の無数の食肉卸業者が対象となる。自社は工場、高い技術をもつ職人を保有し品揃えが豊富でコンサルティングもできるぐらいの力がある。
顧客は直営スーパー、小売店、土産物店、道の駅、ホテル、旅館、飲食店など多岐に渡り偏りがない。競合はスーパーなどの場合は大手食肉卸業者で、ネット販売では、日本全国の無数の食肉卸業者が対象となる。自社は工場、高い技術をもつ職人を保有し品揃えが豊富でコンサルティングもできるぐらいの力がある。
現在の顧客は、1990年以降に開拓された顧客という言葉から、1990年代の事業の見直しの結果を中心について書こうかと思いましたが、その内容も触れつつ、確実に現在行われている内容に触れるように記述しました。
第2問(配点20点)
B社は、X県から「地元事業者と協業し、第一次産業を再活性化させ、県の社会経済活動の促進にカを貸してほしい」という依頼を受け、B社の製造加工技術力を生かして新たな商品開発を行うことにした。商品コンセプトと販路を明確にして、100字以内で助言せよ。
B社は、X県から「地元事業者と協業し、第一次産業を再活性化させ、県の社会経済活動の促進にカを貸してほしい」という依頼を受け、B社の製造加工技術力を生かして新たな商品開発を行うことにした。商品コンセプトと販路を明確にして、100字以内で助言せよ。
《解答》
X市特産の四季それぞれの野菜、山の幸、海の幸などを食肉に混ぜ合わせ、または添えた食肉加工品またはお弁当などを、百貨店、道の駅、土産物店、ホテル、旅館などでお土産品または、贈答品として販売する。
X市特産の四季それぞれの野菜、山の幸、海の幸などを食肉に混ぜ合わせ、または添えた食肉加工品またはお弁当などを、百貨店、道の駅、土産物店、ホテル、旅館などでお土産品または、贈答品として販売する。
解答するに際し、B社が食肉加工業者だと言うことを忘れそうになった。改めて、食肉加工業者だと言うことを想起し、第一次産業業者との協業で何ができるだろうと言うことで、肉に特産物を練り込む、または、お弁当というキーワードでまとめました。販売ルートは、自家消費も考えましたが、道の駅などのキーワードがあったので、他地域から来る人を対象としました。
第3問(配点20点)
アフターコロナを見据えて、B社は直営の食肉小売店の販売力強化を図りたいと考えている。どのような施策をとればよいか、顧客ターゲットと品揃えの観点から100字以内で助言せよ。
アフターコロナを見据えて、B社は直営の食肉小売店の販売力強化を図りたいと考えている。どのような施策をとればよいか、顧客ターゲットと品揃えの観点から100字以内で助言せよ。
《解答》
新型コロナ感染症下において、料理の楽しさに目覚めた客、作りたての揚げ物を買い求めるきめ細かい顧客のニーズに対応した、途中工程までの調理済み商品や、作り立ての温かい食肉加工品を販売する。
新型コロナ感染症下において、料理の楽しさに目覚めた客、作りたての揚げ物を買い求めるきめ細かい顧客のニーズに対応した、途中工程までの調理済み商品や、作り立ての温かい食肉加工品を販売する。
新型コロナ感染症下で人気があった直営店の強みを引き続きアフターコロナでも強みとしたいと考え、以上の内容でまとめました。
第4問(配点30点)
B社社長は、新規事業として、最終消費者へのオンライン販売チャネル開拓に乗り出すつもりである。ただし、コロナ禍で試した大手ネットショッピングモールでの自社単独の食肉販売がうまくいかなかった経験から、オンライン販売事業者との協業によって行うことを考えている。
中小企業診断士に相談したところ、B社社長は日本政策金融公庫「消費者動向調査」(令和4年1月)を示された。これによると、家庭での食に関する家事で最も簡便化し たい工程は「献立の考案」(29.4%)、「調理」(19.8%)、「後片付け」(8.2%)、「食材の購入」(1O.7%)、「容器等のごみの処分」(8.5 %)、「盛り付け・配膳」(3.3%)、「特にない」(1O.3%)とのことであった。
B社はどのようなオンライン販売事業者と協業すべきか、また、この際、協業が長期的に成功するためにB社はどのような提案を行うべきか、150字以内で助言せよ。
B社社長は、新規事業として、最終消費者へのオンライン販売チャネル開拓に乗り出すつもりである。ただし、コロナ禍で試した大手ネットショッピングモールでの自社単独の食肉販売がうまくいかなかった経験から、オンライン販売事業者との協業によって行うことを考えている。
中小企業診断士に相談したところ、B社社長は日本政策金融公庫「消費者動向調査」(令和4年1月)を示された。これによると、家庭での食に関する家事で最も簡便化し たい工程は「献立の考案」(29.4%)、「調理」(19.8%)、「後片付け」(8.2%)、「食材の購入」(1O.7%)、「容器等のごみの処分」(8.5 %)、「盛り付け・配膳」(3.3%)、「特にない」(1O.3%)とのことであった。
B社はどのようなオンライン販売事業者と協業すべきか、また、この際、協業が長期的に成功するためにB社はどのような提案を行うべきか、150字以内で助言せよ。
《解答》
料理方法などを紹介しているサイトと協業し、同サイトで紹介した料理の食肉材料にあった加工済み製品を製造し、同サイトに広告を出稿することにより、消費者の簡便化したいと考えている工程を省略し売上増強を図る。この際、長期的に成功させるために、ポートフォリオを考慮し複数社とバランス良く協業する。
料理方法などを紹介しているサイトと協業し、同サイトで紹介した料理の食肉材料にあった加工済み製品を製造し、同サイトに広告を出稿することにより、消費者の簡便化したいと考えている工程を省略し売上増強を図る。この際、長期的に成功させるために、ポートフォリオを考慮し複数社とバランス良く協業する。
新型コロナ感染症下で人気があった直営店の強みを引き続きアフターコロナでも強みとしたいと考え、以上の内容でまとめました。
[あとがき]
正直言ってこの問題事例Ⅰと違って難しかったですね・・・。解答時間80分しかないのは知っているのですが、かなりの時間を要しました。しかも、ブログの更新リミットも過ぎてしまいました。与件文の分解は、正直言って、あまり頭を使わないので、昨日のうちにやっておけば良かったと反省しきりです。まっ、次回からそうします。
今までいい点を頂いてきましたが、今回の解答あまり自信ありません。採点・・・・。やっぱり、明日やろうっと・・・。
では、また!
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